【住宅購入体験談】都心・駅近の新築マンションを購入したKさん

一生で一番高い買い物とも言われるマイホーム購入、みんなはどうしてる?

失敗したくない、購入後に後悔がないようにしたいマイホームの購入。気になる体験談を、33歳の時に東京臨海高速鉄道りんかい線沿線でマイホームを購入されたKさん(男性)にお伺いしました。

―住宅を購入された経緯について、教えて下さい。

結婚を機に、西武池袋線沿線の分譲賃貸に引っ越して4年ほど暮らしました。そこは、自分が生まれ育った東京の西側で探した中で、職場の最寄り駅まで乗り換えなしでアクセスできることと一般的な賃貸物件よりも設備・仕様が優れていることが決め手でした。しばらく快適に暮らしていたのですが、2年ごとに賃貸契約の更新があり更新料が負担でした。また、結婚前は、最寄り駅から徒歩5分の立地で暮らしていた身としては、それが13分となった立地もネックでした。そこで、新たな住居を探すことにしました。

当初は、駅近の賃貸物件に住み替えようと思い、駅周辺の物件を探しましたが、思っていたよりも家賃が高い印象でした。そんな折、ふと思い立って分譲マンションのモデルルームを見学に行きました。ファイナンシャル・プランナーさんに話を聞く機会もあり、どの程度の費用で無理なく住宅を購入できるのか、また月々の家賃と住宅ローンの支払額が変わらないことが分かりマイホームの購入を考えるようになりました。

―マイホームの条件は?

東京都内の西側から中央エリアで家探しを開始。「最寄り駅から5分以内」が夫婦共通の希望でした。一戸建てに憧れがありましたが、駅近であることを優先した結果、マンションが中心となりました。現在は子どもが2人いますが、当時は子育て環境などはあまり考慮していませんでしたね。
設備としては、生ごみを粉砕処理できるディスポーザーが出始めた時期でもあり、「あったらいいな」と思っていました。

―購入した物件はどのように見つけましたか?

ある物件の内覧に行き、隣の駅にフリーペーパーでたまたま見かけた物件があったことを思い出し、近くに来たついでに見に行ってみることにしました。実際に足を運んでみたところ駅前にショッピングセンターがあり日用品は一通り揃います。コンビニも徒歩圏内に5~6軒あり、とても便利だと感じました。

―住宅ローンについて教えて下さい。

いつかは持ち家が欲しいと思っていたので、頭金は貯めていました。
金利タイプは、デベロッパーさんのおすすめする商品の中にあった全期間固定金利型のフラット35を選びました。借り入れ当時の金利は3.5%でしたが、数年前に銀行の商品に借り換えをしています。

―マイホームの特徴は?

新築マンションを購入したため、建物はとてもきれいです。期分け販売の最後の方で残っていたのは北西の高層階角部屋だったため、日当たりだけが気になりました。私は「南向きの方がいいのでは?」と思っていましたが、妻は「南向きは日差しが強くて暑いから」とあまりこだわりがなく、北西の部屋でも気にならない様子でした。
そこで、たまたま近くで開催していた公団マンションのオープンルームに参加し、北西角部屋の採光を確認したところ意外と日当たりが良かったんです。「これなら大丈夫だ」と判断しました。現在、住み始めて12~13年が経ちますが日当たりに不満を感じたことは一度もありません。

また、子育て環境としても充実していて、区画整理されたエリアのため公園なども整備されています。近隣にもマンションが6棟あり、人口が増えているエリアのため同年代の子ども達がたくさんいることも心強いですね。また、実際に住んでみて初めて知りましたが、子育てに関する独自の助成制度も多く、とてもありがたいです。

ランニングコストについても満足しています。特筆すべき共有スペースはありませんが、そもそもあまりこだわりがありませんでしたし維持費のことを考えるとむしろ「何もなくてもいい」と考えていました。管理費と修繕積立金が周辺の物件と比較して妥当であれば問題ありません。近年、大規模修繕工事をしたいものの修繕積立金が足りなくてできないマンションが多く問題になっていますが、マンション購入後に理事会で話し合いがもたれ「現在設定されている修繕積立金では後々に足りなくなるため、修繕積立金を3倍にしましょう」と決まりました。段階的に上げるよりも始めからしっかりと積み立てた方が安心できるので、結果的に良かったと思っています。

―新居での生活はいかがですか?

駅もショッピングセンターも近い環境での暮らしは、とても便利ですね。駐車場代が高額なエリアのためマイカーは所有していませんが、最寄り駅から徒歩1~2分の立地で駅に行くまで傘をさすことがほとんどないほどですので、必要だとも感じていません。

―これから住宅購入を考えている方々に、アドバイスはありますか?

「賃貸」か「購入」か、迷っている人が多いと思うのですが、どちらが正解ということはないと思います。家探しをしていて、購入(分譲)の方が設備がいいという印象を持ちましたが、一方で賃貸はライフスタイルに対応した柔軟性があります。私は購入を選択しましたが、頑なに賃貸で通す知人も結構います。選ぶなかで自分なりに気に入った物件に会うと思いますので、マイホーム探しを楽しんで欲しいなと思います。
また、住む地域に関しては、あまり最初から決めない方が良いと思いました。私もそうでしたが、自分が育った地域の近くで探し始めることが多いようで、東京の西で育った方は東京から埼玉、神奈川の中の西側で探すようです。今思えば、実は他に今より気に入る物件があったかもしれません。
話は少し変わりますが、中古のマンションも選択肢にあるなら、その際は管理組合の活発度、住民の方の住環境の向上に対する意識を確認しても良いと思います。それにより、住みやすさが変わると思います。住んでいるマンションにはサークルがあり、組合と連携しながら夏まつり・餅つきなどの季節のイベントや、防災に関しては防災倉庫の設置・勉強会などが実施されています。イベント自体も楽しいですが、特に防災に関しては、とてもありがたいです。以前は、有事の際は管理委託会社が全て対応してくれると思い込んでいました。当たり前ですがそうではないので、誰が何をしてくれて、住民は何を準備しておくべきかなどの有用な情報を得られ、住みやすさにつながっています。

住宅ライター 斎藤 若菜
住宅ライター 斎藤 若菜

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。
住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。
リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。

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