
トイレ掃除は「できればやりたくない」「面倒くさい」と感じる方が多い家事のひとつではないでしょうか。床のホコリや飛び散り汚れ、便器の黄ばみや黒ずみなど気になる汚れが多くて、専用洗剤をいくつも準備しなければいけない……そう思うと億劫になり、ついつい後回しにしていませんか? そんなトイレ掃除嫌いの方々にオススメしたいのが、自然由来の洗剤を使う「ナチュラルクリーニング」掃除術です。専門家である本橋ひろえさんによると、ナチュラルクリーニングなら少ない洗剤で手間をかけずにトイレ掃除ができるそうです。さらに、トイレをキレイに保つには汚れの性質を知ると良いのだとか。全国でナチュラルクリーニング講座を開き、メディアでも活躍する本橋さんに汚れの性質とトイレ掃除について伺いました。毎日のトイレ掃除から頑固な汚れの落とし方まで、すぐに試せるアイデアが満載ですよ!

ナチュラルクリーニング講師
北里大学衛生学部化学科(現・理学部化学科)卒業。化学系企業に就職し、化学事業部にて水処理事業、化学薬品販売、合成洗剤製造などに携わる。結婚を機に専業主婦へ転身。子どもが自身と同じアトピー体質だったことから、あらためて洗剤に興味を持ち、掃除、洗濯を中心とした家事を主婦目線、かつ化学的に解説するナチュラルクリーニング講座を開始。東京を中心に全国に広がり、現在はオンライン講座にも力を入れている。講師活動のほか、テレビ、雑誌、WEBなどのメディアで取材協力や監修でも活躍中。自宅で飼うかわいい3匹の猫たちのためにも無臭で安心安全なナチュラルクリーニングを実践。著書に『ナチュラル洗剤そうじ術』『ナチュラルおそうじ大全』などがある。
オフィシャルブログ「ナチュラルクリーニング講師 本橋ひろえ」
ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえです。トイレは家族が毎日使う場所だからこそ、汚れが蓄積されやすく、こびり付きや臭いも気になりますよね。清潔に保ちたいと思っていても、トイレ掃除を面倒に感じている方は多いのではないでしょうか。さらに、市販のトイレ用洗剤は種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも。しかし、ナチュラルクリーニングなら、たくさんの洗剤を揃えたり手間をかけたりしなくても、トイレをキレイに保つことができるんです。汚れを溜めない日々のトイレ掃除の仕方から、落としにくい黄ばみ・黒ずみの対処法、臭いやカビを防ぐ対策まで、ナチュラルクリーニングならではのポイントとともにお伝えしたいと思います。
目次
1.重曹やクエン酸など自然由来の洗剤を使う掃除術「ナチュラルクリーニング」とは?
2.酸性? アルカリ性? トイレで発生する汚れと掃除に使うナチュラル洗剤
3.1日3分で臭いも汚れも残さない! 本橋ひろえさん流トイレの毎日掃除
4.トイレの水垢、黄ばみ・黒ずみや臭いが気になるときはクエン酸&過炭酸ナトリウムで掃除
5.もしかして臭いの元かも? トイレの便座下とフィルターも定期的に掃除
6.しつこい汚れや臭いを解消! トイレのナチュラルクリーニング掃除術 まとめ
重曹やクエン酸など自然由来の洗剤を使う掃除術「ナチュラルクリーニング」とは?

掃除をしようと思うと、台所用やお風呂用など「場所ごとに洗剤を準備しなければ」と考えがちですよね。トイレ用だけでも便器や床に使う中性洗剤、黒ずみを落とすための塩素系洗剤や尿石除去剤など、さまざまな種類が販売されており、あれこれ用意するだけでも一苦労でしょう。しかし、ナチュラルクリーニングなら「重曹」「クエン酸」「アルコール」「過炭酸ナトリウム」「石けん」のみで家中をキレイにできます。この5つだけで掃除ができるのは“汚れと洗剤の性質”を利用するためです。
洗剤に中性や酸性、アルカリ性の性質があるように、汚れにも性質があります。酸性の汚れに対してはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤というふうに、性質に合わせて使えば汚れが中和されて落とせるんです。つまり、お家の中の汚れの性質を知れば、場所別に洗剤を用意しなくてもナチュラル洗剤だけで掃除ができるわけですね。汚れと洗剤の相性によって使い分けるため、少しのコツで汚れが落とせて手間もかからない点は、ナチュラルクリーニングの魅力だと言えるでしょう。また、たくさんの洗剤を買う必要がなく経済的で、収納スペースを圧迫することもありません。
さらに、ナチュラル洗剤はすべて自然由来の素材からできており、食用として使われるものもあるので、手肌にも環境にも優しいものばかりです。掃除が苦手な方はもちろん、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも、ぜひ試していただきたい掃除法がナチュラルクリーニングなんです。
ナチュラルクリーニングの基本について詳しく知りたい方はコチラ
では、トイレにはどのような汚れが発生し、どんな洗剤を使えば良いのでしょうか? 性質とあわせて確認してみましょう。
酸性? アルカリ性? トイレで発生する汚れと掃除に使うナチュラル洗剤

お家にはさまざまな汚れが存在しています。そのなかでトイレ特有の要素として挙げられるのが、「排泄物による汚れ」と「臭い」です。臭いの原因は尿汚れから発生するアンモニアですが、排泄された直後の尿にはアンモニアは含まれていません。空気中の細菌が1週間ほどかけて分解することで、アンモニアの成分に変化するのです。つまり、トイレでイヤな臭いがするときは“掃除できていない尿汚れ”がどこかにあるということ。洋式の水洗トイレは和式と比べて汚れが残りにくいものの、便座裏や便器のフチ裏にこびり付いていたり、立って用を足す家族がいて壁や床に飛び散っていたりする場合もあります。トイレのイヤな臭いを防ぐためには、1週間に2回以上は掃除をしましょう。
そのほか、トイレの汚れには水垢や雑菌、便器に残った尿石、ホコリがあります。雑菌による汚れは、便器内の溜まった水にできる黒い輪ジミや便器のフチ裏にできるカチカチになった尿石などです。雑菌は水気のある場所で発生し、人の排泄物をエサに繁殖するため、どんどん落ちにくい汚れになっていきます。ホコリも放置すると湿気や空気中の尿を吸着してカビや悪臭の原因になりますから“落としやすい汚れ”のうちに対処するようにしましょう。
トイレの汚れは、それぞれ性質があります。排泄物や手垢、皮脂は「酸性」、水垢や尿石は「アルカリ性」、雑菌類やカビは「中性」で、ホコリは洗剤不要の汚れです。ここで気を付けたいのが、尿汚れの性質。人の体から排出された尿はやや酸性ですが、時間が経ってアンモニアが生成されるとアルカリ性へと変化します。付いて間もない尿汚れと、時間が経過した尿汚れでは性質が変わるため、対応も変えなくてはいけません。
ここからは、トイレの汚れに対してどのナチュラル洗剤を使うのかを解説していきましょう。
トイレ掃除にはアルコール、クエン酸、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を活用

トイレ掃除で使用するナチュラル洗剤は3種類。まず、トイレの軽い汚れに関しては、すべてアルコールでOKです。アルコール自体は中性ですが、油を溶かす力や除菌効果があるので、手垢や皮脂、付いてすぐの尿汚れは落とすことができます。ドラッグストアなどで売られている消毒用エタノールを希釈して「アルコール水」をつくり、掃除に使いましょう。アルコール水はスプレー容器などに入れてトイレに置いておくと便利ですよ。
【アルコール水のつくり方】
水110ミリリットルにアルコール(消毒用エタノール)を90ミリリットル入れる
濃度35%のアルコール水が200ミリリットルできる
アルコール水をつくるうえでの注意点は、“水を先に入れる”ことです。アルコールを先に入れてしまうと容器を傷めるので気を付けましょう。また、保存容器もアルコール対応のものを選んでください。アルコール水には除菌効果があるので、そのまま3ヶ月ほど保存できますよ。濃度を35%にする理由は、それ以上濃くすると家具や家電を傷める可能性があるため。汚れを落として除菌ができる、掃除にちょうど良い濃度が35%なんです。
ちなみに、アルカリ性の重曹でもトイレの汚れは落とせますが、重曹の水溶液は1日で使い切る必要があります。少量を頻繁につくるのは手間がかかりますから、アルコール水を使いましょう。

イレは、できる限り汚れが軽いうちに掃除しておきたいものですが、気付いたら頑固な汚れになっていた……なんてことも。そんなときに役立つのがクエン酸です。尿石による黄ばみ汚れや、白くカチカチになった水垢をしっかり落としてくれます。クエン酸も水溶液にして、スプレー容器に入れて置いておくと便利です。
【クエン酸水のつくり方】
水1カップ(200ミリリットル)に小さじ1/2のクエン酸を入れる
濃度1%のクエン酸水ができる
クエン酸水は金属を錆びさせたり傷めたりすることがあるので、保存容器はプラスチック製を選ぶと良いですね。ただし、フタが金属製のものは避けましょう。つくったクエン酸水は、2〜3週間を目安に使い切るようにしてください。

トイレの黒ずみ汚れには過炭酸ナトリウムを使います。ドラッグストアなどでは「酸素系漂白剤」の名称で売られていることも多いですね。アルカリ度が高く強い洗浄力をもち、除菌や漂白の作用もあります。雑菌が主な原因となる黒ずみ汚れを落としてくれる強い味方だと言えるでしょう。
アルカリ度が高いので、肌が弱い方は使用時にゴム手袋を着用すると安心です。また、空気中の水分と反応し過酸化水素ガスを発生するため、完全な密閉状態でフタの開閉をせずに長期間放置しないよう気を付けてください。
それでは、具体的なトイレの掃除法をご紹介していきましょう。
1日3分で臭いも汚れも残さない! 本橋ひろえさん流トイレの毎日掃除

家族が毎日使うトイレは、汚れが軽いうちに掃除をすることが肝心です。こびり付いて落ちにくくなったり、悪臭を放ったりしないよう、最低でも週に2回は掃除するようにしましょう。私の場合、自宅にいるときは毎日トイレ掃除をしています。毎日掃除と聞くと面倒に感じるかもしれませんが、所要時間はたったの3分です。1日3分で頑固な汚れに苦労することがなくなると考えると、むしろ手間はかからないと言えるでしょう。では、我が家の毎日トイレ掃除の方法をご紹介します。
トイレの毎日掃除で準備する洗剤・道具
・アルコール水
・雑巾、掃除用シートなど
・先端にスポンジが付いたブラシ
雑巾類はどんなものを使っても良いですが、使い捨てできるものだと掃除後の手間を削減できますよ。私は使い古したタオルをカットして、雑巾代わりに使っています。流せるタイプの掃除用シートで、添加物の入っていないものを使うのも良いですね。ブラシは隙間掃除用にあると便利で、とくに無印良品の「隙間掃除シリーズ スポンジ」がオススメです。
ちなみに、トイレ掃除に手袋を使うなら使い捨てタイプを検討してみてください。ゴム手袋で掃除をしてから、洗って乾かして……と思うと、少し面倒になりますよね。手間をかけずに日々続けるなら、使い捨ての手袋にしましょう。
毎日トイレ掃除の手順
①便座のフタと便座を上げ、便器の周り ⇒ 便座裏にアルコール水をスプレーし、便座を下げる。便座の表 ⇒ フタ裏にもスプレーし、便座のフタを閉じたらフタの表側にもスプレーする
②乾いた状態の雑巾にアルコール水をスプレーして、ペーパーホルダー ⇒ ドアノブ ⇒ リモコンの順に、汚れが少ない部分から拭いていく
③①でスプレーした場所を便座フタの表 ⇒ 便座フタの裏 ⇒ 便座 ⇒ 便座の裏 ⇒ 便器のフチの順に濡らした雑巾で拭き掃除する
④床にアルコール水をスプレーし、トイレットペーパーで拭く
以上の手順で、だいたい3分です。便座のフタや便座は乾いた布で拭くと傷付けてしまうため、雑巾を水で濡らし、絞ってから拭くと良いでしょう。同様の理由から乾いたトイレットペーパーで便座を拭くのもNGです。床はトイレットペーパーでも問題ありません。隙間に汚れが溜まらないよう、気になる場所をスポンジブラシで掃除するのも大切ですね。この毎日掃除をすることで、落ちにくいこびり付き汚れやイヤな臭いに悩まされることもなくなるはずです。毎日が難しければ、最低でも週2回を目安にトイレ掃除して、汚れを溜めないようにしましょう。
温水洗浄便座の場合は、ノズル掃除も週に1回程度はおこなってください。水で濡らした雑巾や、掃除用シートなどで優しく汚れを拭き取ればOK。安全のため、ノズル掃除の際にはトイレの電源を切るようにしてくださいね。

温水洗浄便座のトイレを掃除するときにチェックしていただきたいのが、便器のフタ裏です。「お手入れの際は電源を抜く」「本体や電源プラグ部に水をかけない」「乾いた布やトイレットペーパーで拭かない」などが書かれています。見落としやすい部分ですが大切なことが記載されているので、掃除の前にしっかり確認しておきましょう。
イヤな臭いやカビの原因に!? トイレ掃除はこまめなホコリ取りも重要

ホコリはサッと取り除けるとは言え、厄介な汚れです。放っておくと尿を吸着して臭いの元になったり、水分を吸着してカビの原因になったりと、トイレ掃除が面倒になりかねません。そのため、単なるホコリのうちに取り除くことが大切です。トイレに窓がある場合、とくにルーバー窓はホコリが溜まりやすいので、ハンディワイパーなどでこまめに掃除しておきましょう。換気口もホコリが付きやすいため、週に1回はホコリ取りをするようにしてくださいね。
トイレの水垢、黄ばみ・黒ずみや臭いが気になるときはクエン酸&過炭酸ナトリウムで掃除

こまめにトイレ掃除をしていれば汚れは溜まりませんが、少し間隔が空いてしまうと、どうしても汚れが蓄積されてしまいます。ここからは、トイレの落ちにくい汚れや臭いの対策をご紹介します。
便器の黄ばみ汚れ……しつこい尿石はクエン酸で落とす

便器のフチ裏などに発生した、落としにくい黄ばみ汚れは尿石です。便器に残った尿に含まれるカルシウムが原因で、ガリガリとした汚れになっているんですね。尿石はアルカリ性の汚れなので、クエン酸を用いて落としましょう。
尿石汚れのある部分にクエン酸水をスプレーして、トイレットペーパーを貼り付けます。さらに上からクエン酸水をスプレーしてクエン酸パックをしましょう。5分ほど置いたらトイレットペーパーを流し、使い捨てタイプのブラシなどで汚れを擦り落とします。便器に手を突っ込むことに抵抗がなければ、メラミンスポンジを使っても良いと思いますね。メラミンスポンジはプラスチック部分に使うと傷付けてしまうので、あくまでも陶器部分の掃除にのみ使いましょう。
擦っても落ちない尿石汚れは、最終手段としてサンドペーパーで削り落とします。陶器に使える耐水性のサンドペーパーで尿石を削り、仕上げにコーティング剤を塗っておくと汚れが付きにくくなりますよ。ただ、サンドペーパーを使うと小さな傷が便器に付いてしまうので、できるだけ汚れを溜めないことが肝心です。
アンモニア臭が気になるときは床・壁をクエン酸で掃除

トイレからイヤな臭いがしたらアンモニアが発生している証拠なので、クエン酸で掃除をしましょう。クエン酸水を壁と床にスプレーして雑巾などで拭き取ります。壁の高い位置に尿はねしている場合もあるため、しっかりトイレ全体を拭き掃除することが大切です。床の隅や便器周りの部分はヘラなどを雑巾で包んでから擦ると、こびり付き汚れが取れやすくなりますよ。
アンモニア臭がしない限りは、壁や床もアルコール水の掃除でOK。臭いが気になったらクエン酸で臭いの元を断ちましょう。
トイレの手洗い場をピカピカに! 固くなった水垢をクエン酸で除去

トイレの手洗い場や手洗い器に白くてガリガリとした感触の汚れが付いていたら、それは水垢です。水垢もアルカリ性の汚れなのでクエン酸で落とします。蛇口を含む洗い場全体にクエン酸水をスプレーして、雑巾でしっかりと拭き上げましょう。それだけで落ちない汚れは、クエン酸水をスプレーしてキッチンペーパーで包み、もう一度スプレーして5分ほどパックします。しつこい水垢でも、汚れが緩んで落ちやすくなりますよ。
気を付けていただきたいのは、トイレのタンク上部に手洗い場がある場合。タンク内部の部品が傷んでしまうので、洗剤は使えないんです。中の部品が錆びてしまうと、便器にも錆びの混ざった赤黒い水が流れてきて汚れになってしまいます。トイレのタンク上部の手洗い場にはクエン酸を使用せず、できるだけこまめに水を拭き上げるようにして、水垢が付かないようにしましょう。
過炭酸ナトリウムでトイレの黒い“輪ジミ”対策

便器の中にできる黒い“輪ジミ”は雑菌が原因なので、除菌と漂白作用がある過炭酸ナトリウムを使います。水が溜まっている部分に大さじ1杯の過炭酸ナトリウムを入れ、トイレットペーパーを被せてパックしましょう。そのまま3時間以上おいたら水を流して完了です。ある程度の時間が必要なので、外出前や就寝前にやっておくのがオススメですね。便器の中の水が古くなると雑菌が繁殖して黒い汚れになっていくので、この汚れはトイレを使わないと発生しやすくなります。そのため、旅行前などに過炭酸ナトリウムのパックをしておくと予防にもなりますよ。
もしかして臭いの元かも? トイレの便座下とフィルターも定期的に掃除

トイレは普段の掃除に加えて、月に1回程度、チェックしていただきたい部分があります。それが「脱臭フィルター」と「温水洗浄便座と便器の間」です。トイレの脱臭フィルターは温水洗浄便座に内蔵されている網目状の部品で、水道水から出るホコリやゴミを吸着する役割をしています。機種によって異なりますが、温水洗浄便座の側面や裏側などに付属されているので、取り出して掃除しましょう。フィルターに溜まったホコリに尿汚れが付くと臭いの原因にもなるため、月1のチェックが必要です。軽い汚れなら雑巾などでサッと拭き、網目が詰まるほどの状態であれば使い古した歯ブラシなどでキレイにします。
温水洗浄便座と便器の間は、見落としがちな部分ではないでしょうか。トイレの種類にもよりますが、多くの温水洗浄便座は持ち上げたりスライドしたりすることで、便器との隙間を掃除できます。この部分が意外と汚れているんですね。基本的にはアルコール水で汚れを落とせますが、もし臭うようならクエン酸水を使うと良いでしょう。
脱臭フィルターの取り出し方や温水洗浄便座の上げ方は機種によって異なるため、取扱説明書をしっかり確認してから取り掛かってくださいね。
しつこい汚れや臭いを解消! トイレのナチュラルクリーニング掃除術 まとめ
ナチュラルクリーニングでのトイレ掃除術について、お話ししました。ナチュラルクリーニングの基本は、汚れと洗剤の特性を理解して、性質に合った組み合わせで掃除することです。頑固な尿石の黄ばみ汚れや水垢はクエン酸で、雑菌による黒ずみ汚れは過炭酸ナトリウムで落とします。軽い汚れはアルコール水でサッと掃除すればOK。尿汚れは1週間ほど経つとアンモニアに変化し、臭いの原因になるので、週2回くらいの頻度でトイレ掃除をしましょう。イヤな臭いやしつこい汚れを防げますよ。そして、何より大切なのは、汚れを溜め込まないことです。こびり付き汚れと時間をかけて格闘するより、毎日少しの手間でサッとトイレ掃除をしたほうがラクで、ストレスもないでしょう。ぜひトイレ掃除にナチュラルクリーニングを取り入れて、手間をかけずに気持ちの良い空間にしてくださいね!
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