風水で運気アップ!ラッキーカラーや2023年の風水トレンド、住宅購入のポイントを風水鑑定士が解説

風水で運気アップと聞くと何をすれば良いのか気になりますね。風水ではどのようなことをすると運気が上がるのでしょうか。約四千年前の中国で生まれ、時代にあわせた知識を取り入れつつ発展してきた風水。そんな風水に、実は“周期”があることをご存知ですか? 風水鑑定士の小西紗代さん曰く、大きく変化する年が近づいてきているそうです。2023年は風水の観点から見るとどのような年になるのでしょうか、風水でのラッキーカラーや運気を上げる方法、住宅購入のポイントなどを解説していただきました。

小西紗代 プロフィール

風水鑑定士・小西紗代のプロフィール
小西紗代 プロフィール

風水鑑定士、整理収納アドバイザー、生前整理アドバイザー準一級認定指導員

幼稚園教諭を経て、整理収納アドバイザー1級、風水鑑定士の資格を取得。2011年夏より整理収納サロン「神戸のちいさな収納教室」を主宰。整理収納・風水・Evernoteを用いた21世紀の開運収納を伝えるセミナーや雑誌、テレビ、ラジオでも幅広く活躍中。
著書に「さよさんの『物の手放し方』事典(講談社)、「片づけのことを考えただけで疲れてしまうあなたへ。」(学研プラス)等、多数。
http://fino-life.com/  

風水鑑定士の小西紗代です。風水における運気の流れには周期があり、1年ごとにさまざまな変化が生じます。2023年は風水的にどのような年で、運気を上げるためにはどのようなことをすると良いのか、ラッキーカラーはあるのか? もしも住宅を購入するなら、どんなことに気を付ければ良いのか? 風水鑑定士、そして整理収納アドバイザーの目線からお話させていただきます。

目次
1・・九星気学風水でみる2023年のラッキーカラーは「グリーン」
2・・九星気学風水でみる個人のラッキーカラー
3・・風水は2024年から“新周期”に! 2023年の住宅購入で気を付けること
4・・良い気が集まるお家とは? 風水鑑定士が運気の上がる家づくりを解説
5・・風水でのオススメは「回遊型動線」 家事楽のお家で運気アップ
6・・風水で仕事運が上がる在宅ワーク部屋のつくり方
7・・【おまけ】実は開運行動? 「住み替え」と風水の関係
8・・2023年の風水トレンド まとめ

九星気学風水でみる2023年のラッキーカラーは「グリーン」

九星気学風水でみる2023年のラッキーカラーは「グリーン」

風水は身の回りの環境を整え、“気”の流れを良くして土地やお家に運気を呼び込む環境学です。そのベースとなるのが、自然界のすべてのものは“木火土金水”の5つに分類されると考える「陰陽五行説」。そして、陰陽五行説と深い関わりをもつのが「九星気学」です。九星気学は個人の生年月日から割り出す「九星」と、干支・五行の組み合わせから吉凶を占う統計学で、風水に取り入れられることも多いですね。九星気学風水と言われることもあります。

2023年は、九星のうち「四緑木星」が「中宮」、つまり中心にくる年です。そのためテーマカラーは「緑」となり、世の中全体のラッキーカラーも「緑」になります。2023年は緑色のアイテムを持つのが吉で、色味は深緑や黄緑、オリーブ系でもOK。お家に取り入れるなら、とくに観葉植物をオススメしたいですね。風水でも悪い気を吸い取ってくれるとされているので、玄関やリビングに飾ると運気が上がることでしょう。

九星気学風水でみる個人のラッキーカラー

九星早見表2023

九星気学では生まれ年によって個人の星があり、その星ごとのラッキーカラーも存在します。全体のラッキーカラーである「緑」とともに、個人のラッキーカラーを合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか?

本命星 2023年のラッキーカラー
一白水星 黄色、茶色、ベージュ
二黒土星 青、水色
三碧木星
四緑木星 黄色、茶色
五黄土星 金色、銀色
六白金星 オレンジ、ピンク
七赤金星 黄色、茶色、ベージュ
八白土星 赤、紫
九紫火星 白、黒、グレー
九星気学 2023年 ラッキーカラー

ご自分の星に当てはまる色の持ち物やインテリアを使うと、2023年の運気アップに期待できます。ただ、風水では心地良い環境をつくることが開運への近道とされているので、嫌いな色や気分が上がらない色を無理に使う必要はありません。自分の好きな色とラッキーカラーをバランス良く生活に取り入れてみてください。

また、風水や九星気学では旧暦で年を数えるため、一年のスタートは2月4日です。ラッキーカラーのアイテムで気にいったものがあれば2月4日に購入し、一年間使ってみましょう。気分が上がって、風水的に運気を呼び寄せることもできるはずですよ。高価な物でなくても大丈夫! ハンカチやスマホカバーなど、取り入れやすい物でOKです。

風水は2024年から“新周期”に! 2023年の住宅購入で気を付けること

風水は2024年から“新周期”に! 2023年の住宅購入で気を付けること

風水では、周期的に運気が変化するとされています。これは「三元九運」と呼ばれ、180年を大きな周期としているんですね。さらに第一運から第九運まで20年ごとに気の流れが変わり、その変化のタイミングで社会が大きく動くと考えられています。現在は第八運にあたり、2024年から第九運に突入するため、2023年はまさに過渡期と言える年になります。

大変動の年を控えた2023年。マイホームを買うなら良い気を呼び込めるお家にしたいものですが、開運のポイントも変化してしまうのでは? と心配になりますよね。しかし、さまざまな変化があっても風水の基本的な考え方は変わりません。環境を整え快適に暮らし、お家の中に運気を呼び込むことが大切です。大きな変化への準備期間とも言える2023年だからこそ、住宅購入時は普遍的な“暮らしやすさ”を意識すると良いでしょう。

良い気が集まるマイホームとは? 風水鑑定士が運気の上がる家づくりを解説

良い気が集まるマイホームとは? 風水鑑定士が運気の上がる家づくりを解説

風水でお家の運気を上げるには“気”が循環していることが大切です。“気”を“空気”と捉えるとイメージしやすいと思います。風水では、狭い場所は“気”が停滞するとされているので、広いお家が理想。しかし、誰もが豪邸を建てられるわけではありません。そこでオススメなのが天井を高くすること。天井が高いと、平米数が少なくても広々とした印象のお家になって閉塞感が薄れますし、そのうえで風通しが良くなるような間取りにすれば“気”もうまく循環されます。お家のなかで最も重要とされる玄関も、広めにつくることで運気がアップしますよ。気は玄関から入ってくるので、良い気をたくさん取り込むために、ドアが大きくて広々とした玄関が理想です。

また、新築でマイホームを建てる時に気を付けていただきたいのがWi-Fiのルーター。設置場所を気にせずお家を建てたところ、むき出しになってしまった、というケースも耳にします。風水では、片付いてスッキリとした空間に良い気が流れると考えられていますので、ルーター本体やコードが丸見えでは散らかっていることになり、お家の運気が下がってしまうんですね。さらに、風水的に人間との相性が悪い“火の気”をもつプラスチック製機器であることもマイナス。間取りなどを決める段階でWi-Fiに関わる機器類は隠せるように配慮しましょう。

草木の生い茂った日当たりの良い土地は風水的に吉 ジブンハウスの規格住宅「weekend haus.」

お家を建てる場所も、風水では重要なポイントです。風水では草木の生い茂った日当たりの良い土地や、近くにキレイな川が流れる土地がとくに良いとされています。植物のもつエネルギーや川のヒーリング効果が、お家に運気を呼び込んでくれることでしょう。公園が近くにある土地も風水的にオススメです。活発な子どもがたくさん集まることで“陽の気”が流れますし、樹木も豊富なのが良いですね。ただし、整備されていないと人も集まらず、景観も良くないので、下見はキチンとしましょう。

オススメは「回遊型動線」 家事楽マイホームで運気アップ

オススメは「回遊型動線」 家事楽マイホームで運気アップ

風水では五感が喜ぶものを取り入れることで、運気が高まるとされています。“気分”が上がれば“運気”も上がるという考え方ですね。では、快適さを五感で感じられる住まいをつくるには、なにが大切でしょうか? ひとつめのポイントは「家事楽」だと考えています。

家事楽のお家づくりで重要なのが動線で、オススメは行き止まりのない「回遊型動線」。我が家もダイニングからキッチン、ランドリースペースまでがつながった回遊型動線の間取りで、快適に家事ができています。風水的にも行き止まりがない=気が停滞しない、ということになるので、良い気が循環して運気も上がるわけです。

住まいの快適さを向上させるには、収納も重要。キレイなお家にはより良い気が入ってくるので、掃除や片付けが行き届いていることが開運につながります。ただし、闇雲に収納スペースが多いだけでは、片づけやすい住まいにはならないので、使い勝手の良い家事動線上につくるのが良いでしょう。

家族の衣類を収納できるファミリークローゼットがオススメ

収納のなかでも、とくにオススメなのがファミリークローゼット。その名の通り、家族みんなの衣類をひとまとめに収納できるクローゼットです。洗濯した後、ひとつの場所に片付けられるのはとても楽ですし、それぞれの部屋で管理して散らかるのを防ぐこともできます。その場で着替えができる仕様にすれば、朝出かける前に家族のコミュニケーションもとりやすくなりますね。新築でマイホームを建てる時には、ぜひ取り入れていただきたい収納スペースです。

仕事運が上がる在宅ワーク部屋のつくり方

仕事運が上がる在宅ワーク部屋のつくり方

最近では、リモートワークが中心の方も増えていますよね。自宅で仕事をすることが多いなら、新築時に在宅ワーク専用部屋をつくるのがオススメです。“仕事をする場”が固定されることで“仕事の気”が根付くので、運気アップにつながります。逆にダイニングテーブルなどで働いてしまうと、食事と仕事の気が影響し合って運気を下げかねないので注意しましょう。

仕事部屋では、机を窓に向かって配置するのが吉。窓から見える景色がキレイだと、さらに良いですね。ご自身が経営者ならば、壁を背にして入り口が見える配置にしましょう。オフィスの社長室のようなイメージで、入り口の対角線上でもOKです。

机や椅子は上質なものを使うことで仕事運を上げられます。とくに椅子は、質の高いものを選ぶと身体への負担が減るので、こだわりたいポイントです。ちなみに、仕事で海外展開を目指している場合や、現在海外と取引されているような方は、世界を見据えられる地球儀を置くのが風水的に良いとされています。

【おまけ】実は開運行動? 「住み替え」と風水の関係

実は開運行動? 「住み替え」と風水の関係

最近は都心から郊外へと住み替える方が増えていますが、風水では開運行動にあたります。風水の“風”は豊かさや富、“水”は情報をあらわすため、新しい情報を活用して環境を変えることは運気アップにつながるんですね。時代の流れやライフスタイルの変化に合わせて、より過ごしやすいお家へと住み替えることは、立派な開運行動というわけです。たとえば、子どもが小さいときには郊外で暮らし、老後は駅近のマンションに移り住むケースも良い流れだと考えられています。

郊外は公園や自然のある土地が多くて“陽の気”がたくさん流れていますし、子どもが遊びに出かける機会が増えるのも吉。外出する度に玄関が開かれるので、空気が出入りして停滞することを防ぎ、お家の気も循環されるんですね。

老後、駅近に住み替えるのが良い理由も、風水における気の循環が関係しています。高齢になってくると外出が大変で、こもりがちになる方も少なくありません。しかし、駅近で利便性の高いお家に住み替えれば、外に出るのも楽になりますし、それによって気がちゃんと循環する生活を送れるというわけです。

風水で運気アップ!ラッキーカラーや2023年の風水トレンド、住宅購入のポイント まとめ

2023年の九星気学で見るラッキーカラーや風水トレンド、三元九運の変化の年に住宅購入する際のポイント、そして運気を上げるための快適な住まいづくりについて、ご紹介させていただきました。全体のラッキーカラーである緑と個人のラッキーカラーをうまく取り入れてみてください。ハンカチやスマホケースなど、普段使いの小さなもので十分です。また、住宅購入の際は、空気の循環と家事を楽にできる導線を意識されると良いでしょう。機会があれば住み替えするのも風水では吉。大きな変化への準備期間とも言える2023年だからこそ、住宅購入時は普遍的な“暮らしやすさ”を意識すると良いでしょう。簡単にできるところから風水をうまく取り入れて、より快適な生活を目指してくださいね。

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