プロの料理家に聞く「ひなまつり」レシピ! 親子でつくる上巳の節句の行事食

3月3日の上巳の節句(ひな祭り)は、行事食でお祝いしてみませんか? ひな祭りのレシピと言えば、かわいらしいメニューが並びますが、実はそれぞれに行事食としての意味があるそうです。お子様と行事食をつくって食べながら、日本の伝統行事について学べれば、いつもより印象に残るひな祭りになりそうですよね。そこで、歳時記研究会の水谷美枝子さんと米持祐子さんに、ひな祭りの行事食に込められた由来や意味を解説していただきました。料理家でもある米持さんには、ひな祭りにぴったりな親子料理レシピもお聞きしましたよ。「ひなあられ」「カップちらし寿司」「てまり寿司」「ばらちらし」「はまぐりのお吸い物」のレシピをご紹介します。お子様がお手伝いできるポイントも伺いましたので、ぜひ一緒につくってみてくださいね!

歳時記研究会プロフィール

豊かな四季のある日本。自然のリズムを大切にした、先人たちの想いや知恵が詰まっているのが年中行事です。先人たちが大切に伝えてきた暮らしの知恵や、自然との寄り添い方を見つめ、日々の暮らしに取り入れませんか。
歳時記研究会では、年中行事の意味、お料理、しつらえなどを、現代の暮らしに取り入れやすい内容で、ふたりの講師が楽しくお伝えしています。
行事食マイスター®

食空間コーディネーター&ディレクター・水谷美枝子のプロフィール
水谷美枝子

食空間コーディネーター&ディレクター

料理家・食空間コーディネーター・米持祐子のプロフィール
米持祐子

料理家・食空間コーディネーター

歳時記研究会の水谷と米持です。私たちが主宰する歳時記研究会では、先人たちが伝えてきた日本の年中行事や料理、しつらいなどを学び、現代の暮らしへの取り入れ方を伝える活動をしています。私たちも自身の子どもたちと年中行事を楽しみながら、次の世代へとバトンをつないできました。3月3日のひな祭りは、日本の五節句のひとつ「上巳の節句」です。上巳の節句を祝う食べ物と言えば、菱餅にひなあられ、ちらし寿司などさまざまなメニューが思い浮かぶことでしょう。それぞれの行事食には意味がありますので、その由来とともにお子様と一緒につくれるレシピもご紹介していきます。料理ができたら、ぜひテーブルコーディネートもひと工夫してお祝いしてくださいね!

上巳の節句(ひな祭り)のテーブルコーディネートの詳細はコチラ

目次
1.上巳の節句(ひな祭り)の行事食とは? 由来と意味を歳時記研究会が解説
2.親子でつくるひな祭りレシピ【未就学児編】ひなあられ
3.親子でつくるひな祭りレシピ【小学校低学年編】カップちらし寿司
4.親子でつくるひな祭りレシピ【小学校高学年編】てまり寿司
5.親子でつくるひな祭りレシピ【中高生編①】ばらちらし
6.親子でつくるひな祭りレシピ【中高生編②】蛤(はまぐり)のお吸い物
7.プロの料理家に聞くひなまつりレシピ! 親子でつくる「上巳の節句」行事食 まとめ

上巳の節句(ひな祭り)の行事食とは? 由来と意味を歳時記研究会が解説

上巳の節句(ひな祭り)の行事食とは? 由来と意味を歳時記研究会が解説

今では3月3日のひな祭りとして親しまれている上巳の節句は、元々は江戸時代に幕府によって公式行事に制定された五節句のひとつです。五節句は古代中国が起源とされ、縁起の良いとされる数字“奇数”が重なる日付から、1月7日「人日の節句」、3月3日「上巳の節句」、5月5日「端午の節句」、7月7日「七夕の節句」、9月9日「重陽の節句」が制定されました。

しかし、奇数が重なる節句は“陽極まれば陰に転ず”と考えられるようになり、陽のパワーが強すぎると逆に陰に転じるという思想から、神様にお供えしたものを一緒に食して厄払いをする日 = “神の御力をいただく日”となったそうです。そのときにいただくのが、これからご紹介する行事食。上巳の節句の行事食の由来は諸説ありますが、代表的なものを解説していきましょう。

上巳の節句(ひな祭り)の行事食! 菱餅や白酒(甘酒)に込められた意味や由来

●上巳の節句(ひな祭り)の行事食①菱餅

上巳の節句(ひな祭り)の行事食①菱餅

雛飾りとして雛人形と一緒に飾られる「菱餅」は、緑・白・赤の3色それぞれに意味があります。緑は「厄除け・健康の象徴」であり、白は「子孫繁栄」、赤は「魔除け」といった女の子の健やかな成長を願う意味が込められているのです。また、「雪の下には新芽が芽吹き、雪の上には桃の花が咲いている」情景を模しており、春の大地である緑、雪の白、桃の花の赤を表現しています。

●上巳の節句(ひな祭り)の行事食②ひなあられ

上巳の節句(ひな祭り)の行事食②ひなあられ

ひな祭りの行事食のなかでもポピュラーな「ひなあられ」ですが、実はひなあられの原点は菱餅なんですよ。というのも、上巳の節句の由来のひとつである「野遊び」が江戸時代〜明治時代に流行し、発展したことに理由があります。野遊びとは、旧暦3月3日に野山に出かけ、お弁当を食べつつ春の景色を楽しむ、言わばピクニックですね。そこに雛人形を連れて行く「雛の国見せ」という風習が生まれた際、菱餅を持っていくのが大変だということで代わりに生まれたのが、ひなあられなのだそうです。

ひなあられは関東と関西では違いがあり、関東では米を炒って砂糖をまぶしたもの、関西では塩や醤油味のおかきが主流です。緑・白・赤のひなあられは、菱餅と同様の意味を持ち、これに黄色が加わったひなあられは四季を表していると言われています。

●上巳の節句(ひな祭り)の行事食③蛤(はまぐり)のお吸い物

上巳の節句(ひな祭り)の行事食③はまぐりのお吸い物

上巳の節句で、はまぐりが食べられるようになったのは、平安時代末期からの遊び「蛤(はまぐり)の貝合わせ」から来ています。二枚貝のはまぐりは、対になっている貝殻以外とは形が合わないことから「大人になって良い相手と出会えますように」という夫婦円満の願いが込められています。

●上巳の節句(ひな祭り)の行事食④白酒(甘酒)

上巳の節句(ひな祭り)の行事食④白酒

ひな祭りと聞くと、甘酒を思い浮かべる方も少なくないでしょう。甘酒は子どもでも飲めるようにノンアルコールにしたもので、もとはもち米でつくったにごり酒「白酒」が振る舞われていました。もっと遡ると、魔除けの力があるとされる桃の花を浮かべたお酒「桃花酒(とうかしゅ)」が飲まれていましたが、江戸時代から白酒が流行ったことで取って代わられたと言われています。

●上巳の節句(ひな祭り)の行事食⑤草餅

上巳の節句(ひな祭り)の行事食⑤草餅

よもぎの葉を混ぜてつくった「草餅」も上巳の節句の行事食です。薬草として知られるよもぎは、邪気を払う力があることから重宝されました。そのことから、上巳の節句は「草餅の節句」とも言われるんですよ。

●上巳の節句(ひな祭り)の行事食⑥ちらし寿司

上巳の節句(ひな祭り)の行事食⑥ちらし寿司

寿司は“寿を司る”と書くように、昔からおめでたいときに食べられてきました。ちらし寿司は華やかなので、「ひな祭り レシピ」で検索すると上位に上がってきますが、意味をもつのはどちらかと言うと具材なのです。たとえば「えびは長生き」、「れんこんは見通しが効く」、「錦糸卵は財宝が貯まる」などなど。縁起物の食材を多く使うことができるちらし寿司は、子どもの成長や健康を祝うのにぴったりですね。

これらの上巳の節句の行事食のなかから、お子様と一緒につくれるレシピをご紹介していきます。つくりながら行事食の由来や意味を伝えていただくと、より楽しい時間になると思いますよ。

親子でつくるひな祭りレシピ【未就学児編】ひなあられ

親子でつくるひな祭りレシピ【未就学児編】ひなあられ

未就学児のお子様向けには「ひなあられ」のつくり方をご紹介していきます。小さい子がひな祭りの食べ物としてまず思い浮かべるのが、ひなあられではないでしょうか? カラフルでコロンとした形がかわいらしく、とても簡単にできるので、ぜひ親子でつくってみましょう。

親子でつくるひな祭りレシピ「ひなあられ」のつくり方

●材料
切り餅 2個
水 30ミリリットル
砂糖 50グラム
いちごパウダー(もしくは桜パウダー) 小さじ1
きなこ 小さじ1/2
抹茶 小さじ1/2

●「ひなあられ」のつくり方
① 切り餅を7ミリ角に切る。天板にクッキングンシートを敷き、間隔をあけて餅を並べる(天板1枚につき餅1個分)。160℃に余熱したオーブンで25分焼く。

「ひなあられ」のつくり方 天板にクッキングンシートを敷き、間隔をあけて餅を並べる

② フライパンに水と砂糖を入れて火にかけ、軽くとろみがついたら①を加えて全体にからめる。その後、クッキングシートに広げて冷ます。

③ ポリ袋に3色それぞれのパウダー類と3等分した②を入れ、よく振って色を付ける。

「ひなあられ」のつくり方 3色のパウダー類で色を付ける

未就学児とつくる「ひなあられ」のお手伝いポイント

未就学児とつくる「ひなあられ」のお手伝いポイント

未就学児のお子様がお手伝いできそうなポイントは2つです。まずは、つくり方①の天板に餅を並べるところ。親御さんが切った餅をキレイに並べてもらいましょう。もうひとつは、③のパウダーを袋に入れてシャカシャカ振るところです。振る動作も楽しいですし、最後の工程となるので「できた!」という達成感が生まれると思います。

親子でつくるひな祭りレシピ【小学校低学年編】カップちらし寿司

親子でつくるひな祭りレシピ【小学校低学年編】カップちらし寿司

小学校低学年のお子様にオススメなのは「カップちらし寿司」です。ちらし寿司をカップに入れることで、かわいらしいスイーツのような見た目に仕上がります。ご飯は3色の菱餅を意識してつくりました。3層のご飯がとても鮮やかに映えますので、容器は透明のものを使いましょう。100円ショップのプラカップでもOKですよ。

親子でつくるひな祭りレシピ「カップちらし寿司」のつくり方

●材料(カップ4個分)
温かいご飯(かために炊いたもの) 2合分

【A】すし酢
・酢 大さじ3
・砂糖 大さじ2
・塩 小さじ1

桜でんぶ 大さじ1
白ごま 大さじ1
青のり 小さじ2

【B】錦糸卵
・卵 1個
・砂糖 小さじ1
・酒 小さじ2/3
・塩 少々

お好みの具材……えび(茹でたもの)、マグロ、アボカドなど

●「カップちらし寿司」のつくり方
① 【A】を混ぜ合わせてすし酢をつくり、炊きたてのごはんに回し入れ、切るように混ぜる。
※市販のすし酢を使う場合の分量は、商品説明欄をご確認ください。

「カップちらし寿司」のつくり方 すし酢を炊きたてのごはんに回し入れ、切るように混ぜる

② ①を3等分し、それぞれ青のり、白ごま、桜でんぶを混ぜる。カップに下から青のり、白ごま、桜でんぶ入りのご飯になるよう重ね入れる。

「カップちらし寿司」のつくり方 青のり、白ごま、桜でんぶ入りのご飯をカップに重ね入れる

③ 錦糸卵をつくる。卵をよく溶きほぐし、【B】の調味料を加えて混ぜる。フライパンを熱して薄く油をひき、卵液を流し入れて焼く。冷めたら細く切る。

「カップちらし寿司」のつくり方 錦糸卵を細く切る

④ ②の上に錦糸卵を広げてのせ、お好みの具で飾る。

「カップちらし寿司」のつくり方 お好みの具で飾る

小学校低学年とつくる「カップちらし寿司」のお手伝いポイント

小学校低学年とつくる「カップちらし寿司」のお手伝いポイント

小学校低学年のお子様がお手伝いできそうなポイントは①②④の工程です。③の錦糸卵は火を使うので親御さんがつくってあげると良いでしょう。市販の錦糸卵を使えば、すべてひとりでできると思います。一番楽しめそうなのは、ご飯を重ね入れるところ。カラフルな層ができていく様子にワクワクするはずですよ。

具材は長寿を意味するえびと、色を考慮して赤いマグロ、緑のアボカドを使っていますが、お子様の好きな具材に変えてもOKです。たとえばマグロの代わりにサーモンを使ってサーモン×アボカド、アボカドをスライスしたきゅうりに変えてマグロ×きゅうりにしても美味しい組み合わせになりますよ。

親子でつくるひな祭りレシピ【小学校高学年編】てまり寿司

親子でつくるひな祭りレシピ【小学校高学年編】てまり寿司

小学校高学年のお子様にオススメなのは「てまり寿司」です。てまり寿司は、ちらし寿司の派生であることに加えて、上巳の節句にまつわるアイテム「てまり(手毬)」がモチーフになっています。てまりは古くから女の子の遊び道具であるとともに、女の子が生まれると手毬柄の刺繍をほどこした産着を着せる風習もあり、「丸々とすくすく育ちますように」「何事も丸く平穏が保たれますように」といった願いが込められています。てまり寿司は、見た目もコロンとしてかわいいですし、お子様も喜ぶのではないでしょうか。カップちらし寿司よりも難しいので、小学校高学年以上のお子様と一緒につくるのがオススメです。

お子様とつくるひな祭りレシピ「てまり寿司」のつくり方

●材料(20個分)
温かいご飯(かために炊いたもの) 2合分

【A】すし酢
・酢 大さじ3
・砂糖 大さじ2
・塩 小さじ1

【B】錦糸卵
・卵 1個
・砂糖 小さじ1
・酒 小さじ2/3
・塩 少々

【C】ネタ
サーモン刺身 4切れ
マグロ刺身 4切れ
ほたて刺身(厚みを半分に切る) 2個
きゅうり(輪切り) 1/2本

トッピング……マヨネーズ、スプラウト、桜でんぶ、ハム それぞれ適量

●「てまり寿司」のつくり方
① 【A】を合わせてすし酢をつくり、炊きたてのごはんに回し入れ、切るように混ぜる。20等分し、丸く握る。
※市販のすし酢を使う場合の分量は、商品説明欄をご確認ください。

② 錦糸卵をつくる。卵をよく溶きほぐし、【B】の分量で調味料を加えて混ぜる。フライパンを熱して薄く油をひき、卵液を流し入れて焼く。冷めたら細く切る。

③ 【C】のサーモン・マグロ・ほたてはラップに刺身を置き、丸めたご飯をのせ、ラップごと包んで丸く形をととのえる。サーモンにはマヨネーズ、マグロにはスプラウトをトッピングする。 きゅうりはラップに3枚を花の形に置き、丸めたご飯をのせ、ラップごと包んで丸く形を整えて桜でんぶを飾る。錦糸卵はラップに置き、丸めたご飯をのせ、ラップごと包んで丸く形を整えてから花型に抜いたハムをのせる。

「てまり寿司」のつくり方 ネタに丸めたご飯をのせ、ラップごと包んで丸く形をととのえる

小学校高学年とつくる「てまり寿司」 調理のポイント

小学校高学年とつくる「てまり寿司」 調理のポイント

小学校高学年のお子様も、②の錦糸卵をつくる工程以外はひとりでできると思います。市販の錦糸卵を買ってくれば親御さんも楽ですし、お子様にとってもすべてひとりでできるので、より達成感を得られるかもしれません。ただ、③のラップで丸く形を整える工程は、数が多いので疲れたり飽きたりしてしまうかもしれないので、親子で一緒に会話しながら調理するのもオススメ。そうすれば楽しく進められると思いますよ。

ネタは好みにあわせて選びましょう。レシピでは手に入りやすいものや色合いを重視して選びましたが、ひな祭りの時分には手巻き寿司セットが売っていると思いますので、そのセットを活躍するのもオススメ。ネタを何種類も買うより安価に揃えられて便利です。その場合は、ネタを半分くらいに切るとちょうど良い大きさになりますよ。

親子でつくるひな祭りレシピ【中高生編①】ばらちらし

親子でつくるひな祭りレシピ【中高生編①】ばらちらし

中高生にオススメしたいのは「ばらちらし」と「はまぐりのお吸い物」のふたつです。まずは、ばらちらしから解説していきましょう。一般的なばらちらしは、意外と手間がかかるのに地味なものが多いように思います。そこで、簡単なのに華やかになるレシピを考えてみました。中高生になると大人っぽいものを好んだりすると思いますから、ぴったりなのではないでしょうか。

親子でつくるひな祭りレシピ「ばらちらし」のつくり方

●材料(4人分)
温かいご飯(かために炊いたもの) 2合分

【A】すし酢
・酢 大さじ3
・砂糖 大さじ2
・塩 小さじ1

マグロ 100グラム
サーモン100グラム

【B】たれ ・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1/2
・酒 大さじ1/2

しめ鯖 100グラム
きゅうり 1本
厚焼き卵 1/2本

白いりごま 適量
海苔 適量

●「ばらちらし」のつくり方
① すし酢の材料【A】を合わせる。炊きたてのごはんに回し入れ、切るように混ぜる。
※市販のすし酢を使う場合の分量は、商品説明欄をご確認ください。

② マグロとサーモンは1センチ角に切る。耐熱容器に【B】の調味料を入れて電子レンジ(600ワット)で1分加熱し、粗熱をとる。マグロとサーモンを加えて下味をつける。

「ばらちらし」のつくり方 マグロとサーモンを1センチ角に切る

③ しめ鯖、きゅうり、厚焼き玉子もそれぞれ1センチ角に切る。

「ばらちらし」のつくり方 しめ鯖、きゅうり、厚焼き玉子を1センチ角に切る

④ 器に酢飯を盛って、白ごまとちぎった海苔を全体にちらす。②と③の具材を彩り良く並べる。

「ばらちらし」のつくり方 具材を彩り良く並べる

「ばらちらし」 調理のポイント

「ばらちらし」 調理のポイント

中高生であれば、すべての工程をひとりでこなすことができると思います。つくり方はお重やお皿に酢飯をよそって、白ごまとちぎった海苔を散らした上に角切りにした食材を彩りよく並べるだけなので、とても簡単! 具材を切るのもすべて同じ形、角切りにすれば良いので、子どもでもやりやすいと思います。ネタをきれいな角型にするためには、刺し身ではなく柵での購入がオススメ。厚焼き玉子はつくっても、市販のものでも問題ございません。

このレシピでは、しめ鯖を使っていますが、苦手であれば入れなくてもOK。ただ、しめ鯖の銀色が入ると大人っぽく締まったイメージに仕上がり、料亭の一品のようになるので、食べられるようでしたらオススメしたい具材です。

親子でつくるひな祭りレシピ【中高生編②】蛤(はまぐり)のお吸い物

親子でつくるひな祭りレシピ【中高生編②】蛤(はまぐり)のお吸い物

もうひとつの中高生にオススメのレシピは、ひな祭りの定番メニューである「蛤(はまぐり)のお吸い物」。ばらちらしにぴったりですから、あわせてつくってみましょう。

親子でつくるひな祭りレシピ「蛤(はまぐり)のお吸い物」のつくり方

●材料(4人分)
はまぐり 8個
三つ葉 4本
手毬麩 8個(なくても可)

水 600ミリリットル
昆布 7センチ
酒 大さじ1
醤油 少々
塩 少々

●「蛤(はまぐり)のお吸い物」のつくり方
① はまぐりは塩水(水600ミリリットルに塩 大さじ1 ※材料とは別)に1〜2時間漬けて砂抜きし、流水でこすり洗いする。

② 三つ葉は葉の部分を持って茎だけさっと茹で、冷水にとる。茎を半分に折って結び、「結び三つ葉」をつくる。

「はまぐりのお吸い物」のつくり方 「結び三つ葉」をつくる

③ 鍋に水と昆布、はまぐりを入れて弱めの中火にかける。煮立ったら昆布を取り出し、アクを取る。はまぐりの口が開いたら弱火にし、手毬麩と酒、醤油、塩を加えて味を整える。

④ 器に盛り、結び三つ葉を添える。良縁を祈願して、ふたつのはまぐりの身をひとつの貝に入れて盛ると、縁起が良いと言われています。

「はまぐりのお吸い物」のつくり方 ふたつのはまぐりの身をひとつの貝に入れて盛る

「蛤(はまぐり)のお吸い物」 調理のポイント

はまぐりのお吸い物は、貝の旨味がたっぷり出た「潮汁(うしおじる)」とも呼ばれ、とても美味しいお吸い物です。出汁をとる手間がありませんから、中高生でも簡単につくれますよ。ポイントは煮込みすぎないこと。はまぐりは口が開くと火が通った合図なので、グツグツ煮て固くならないように気を付けましょう。上手に煮て、ふっくらとした食感を味わってくださいね。

最後に添える三つ葉は、和食の飾りとして縁起が良いとされています。さらに結び三つ葉にすることで「良縁を結び、幸せに過ごせますように」という意味がありますので、願いを込めながら結ぶと良いでしょう。

プロの料理家に聞くひなまつりレシピ! 親子でつくる「上巳の節句」行事食 まとめ

親子でつくるひな祭りレシピ、「ひなあられ」「カップちらし寿司」「てまり寿司」「ばらちらし」「はまぐりのお吸い物」をご紹介しました。お子様の年齢層別に紹介しましたが、お手伝いや調理に慣れていない子には無理をさせず、親御さんが手伝ってあげてくださいね。また、上巳の節句は女の子の成長を祝う行事とは言うものの、兄弟がいるようでしたらぜひ一緒につくってみましょう。私たちの家庭でも男の子が率先して動いてくれるので、家族全員で準備をしてお祝いしています。一年に一度のひなまつり、その意味や願いを美味しい食事と一緒に噛み締めながら、家族でお子様の成長をお祈りしてくださいね。

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