子どもの心にいつまでも残る、家族との大切な思い出。旅行やレジャーといった特別なことはもちろん、日常生活での何気ないひと言やちょっとした習慣をずっと覚えているという方は多いでしょう。では、大人になった今でも“親に感謝していること”は、どのようなことなのでしょうか? 「子ども時代、親にしてもらってよかったこと」をテーマに、20〜60代に聞いたアンケート結果をランキング形式でご紹介します。具体的なエピソードもお聞きしたので、子どもの心に響く接し方のヒントがきっとあるはず。とくに子育て中の方は必見です!
旅行、習い事、お弁当、ご飯……「親にしてもらってよかったこと」のアンケート調査結果
順位 | してもらってよかったこと |
---|---|
1位 | おいしいお弁当やご飯を毎日つくってくれた |
2位 | 旅行に連れて行ってくれた |
3位 | 進路や就職の際に自主性を尊重してくれた/やりたいことを応援してくれた |
4位 | 塾や家庭教師、私立学校受験など教育にお金をかけてくれた |
5位 | 言葉遣いやマナーを教えてくれた/悪いことをしたらきちんと叱ってくれた |
6位 | 自分の希望した習い事をさせてもらった |
7位 | 子ども部屋を与えてくれた |
8位 | 動物園や水族館などの生き物を観察できる施設に連れて行ってくれた |
9位 | おもちゃや漫画など欲しいものを買ってくれた |
10位 | たくさん褒めてくれた |
親にしてもらってよかったことの1位は、約7割の方が選んだ「おいしいお弁当やご飯を毎日つくってくれた」でした。子ども時代の何気ない食生活の記憶が、多くの人の心に残っていると言えるでしょう。2位は「旅行に連れて行ってくれた」で、こちらも6割超の方が回答しています。やはり旅行などの特別な体験は、強く印象に残っている方が多いようです。3位から6位にかけては、進路や学業、しつけなど教育関連の項目が目立つ結果となりました。アンケート調査の回答について、それぞれを選んだ理由やエピソードも伺ったので、ご紹介していきましょう。
親にしてもらってよかったことアンケートの第1位は「おいしいお弁当やご飯を毎日つくってくれた」
中学生のときは給食がない学校だったので、毎日お弁当をつくってくれた
お弁当は私立中学のときに毎日つくってくれて、帰りもできたてのごはんを出してくれた
幼稚園、中学、高校のときにはほぼ毎日お弁当をつくってくれて、ありがたかった
高校時代、毎日弁当をつくってくれた
高校は給食がなく、弁当を毎日つくってもらった
独立するまで弁当やご飯をつくってくれた
実家住まいの間ずっとお弁当やご飯をつくってくれた
お弁当に関しては学生時代、とくに中学・高校生のころにつくってもらったという方が多い結果に。お家での食事も含めて、毎日のご飯を用意してくれたことへの感謝は強いようです。
共働きで大変だったと思うが、食事は必ずつくってくれていた
親が商売をしている家庭で、休みが少ないなかでも小学校のころから日々のご飯や教育に力を注いでくれた
忙しいなか、毎日朝ご飯・昼ご飯(学生のときにはお弁当)・夜ご飯をつくってくれた
「おいしいお弁当やご飯を毎日つくってくれた」を選んだ方のなかには、ご両親が共働きだったという方も多く見られました。忙しくても日々の食事を用意してくれた親御さんの姿が、今でも心に残っているのでしょう。
料理を毎日することの大変さを、大人になってから実感している
大人になってから、食育がとても大事なことだと気付き、とても感謝している
思い返すと愛されていると実感できる
社会人になって出来合いのものを食べる機会が多くなったので、手作りの味を食べられていたのはよい思い出
お弁当のレベルが実は高かった(高級という意味ではない)ということが大人になってわかった
子どものころは当たり前のように感じていたが、自分が親の立場になると、とてもありがたいと感じるようになった
学生当時はお弁当を当たり前に受け取っていたが、大人になるとありがたみがわかる
毎日の食事やお弁当を用意する大変さについて、「大人になってから気付いた」と感謝するコメントもたくさん届きました。自分や家族の食事を用意する立場となり、子ども時代を感慨深く思い出す方や、親御さんの料理やお弁当のおいしさをあらためて感じている方も多いようです。自身が親になり大変さが身に染みて、感謝が芽生えたという意見も。毎日のご飯やお弁当の手間や労力に気付けるのは、大人ならではの感覚だと言えますから、食を通じて親御さんから受けた愛情を実感できたのかもしれませんね。さらに、お弁当や食事にまつわるエピソードも多数寄せられたので、ご紹介していきましょう。
心がほっこりするお弁当・ご飯にまつわる親子のエピソード
小学生のころ、スイミングの帰りにおにぎりを毎回持ってきてくれたこと。疲れてお腹が空いていたときに、とてもありがたかった記憶がある
特別なときのお弁当は、自分の好きなおかずをつくってくれたのでうれしかった
幼稚園ぐらいのときから美味しくないと感じたものも食べさせてくれたおかげで、大人になって食べ物の好き嫌いがなく、いつでも食事を美味しく感じられるのでよかった
両親に代わって70代の祖母がつくってくれていたが、自分たちは毎日同じ質素な食事にも関わらず、自分のためだけにカレーやオムライスなど子どもの好きなメニューをレシピ本で勉強しながらつくってくれた
習い事の後、お腹が空いているときのおにぎりや、特別な日のお弁当に好きなおかず……子ども時代の微笑ましい思い出ですね。当時の食事のおかげで好き嫌いがなくなったというエピソードは、食育の重要さを感じられます。
また、親御さんではありませんが、子ども用のメニューをつくってくれたおばあちゃんの思い出を教えてくださった方も。自分のために頑張ってくれる家族の姿を見ることは、より深い愛情を感じられる経験だったのではないでしょうか。
第2位「旅行に連れて行ってくれた」
小中学校時代に、いろいろなところへ旅行に連れて行ってもらったことが楽しかった
3歳ごろから夏は海や山、秋は温泉、冬~春はお祭りやお花見など、家族旅行に年数回は行っていた
小学生のころ、毎年夏休みに父親の実家がある福岡に新幹線に乗って帰省するのが楽しみだった
幼少期~大学生まで、毎年夏になると家族で2泊3日の旅行に連れて行ってもらった
毎冬家族で行くスキー、家族で行く旅行の楽しさを思い出として残してもらったと感じる
幼稚園から小学生まで、よく国内旅行に連れて行ってくれた
海外旅行にたくさん連れて行ってもらったことや、夏休みなどに小さな旅行に毎年連れて行ってもらえたのは楽しい思い出として残っている
小学生の時に、飛行機に乗せてもらったこと
家族旅行などの経験は少ないが、10歳ごろ祖父母との長期旅行に連れて行ってもらった経験は印象深いものだった
小学生のころ、社員旅行に一緒に連れて行ってくれたのが記憶に残っている
寄せられたコメントを見てみると、とくに小学生のころに連れて行ってもらった方が多く、家族旅行が毎年恒例だったというご家庭も少なくないようです。一方で、今でも記憶に残る1回の旅行を挙げてくれた方もいました。さまざまな理由で頻繁に旅行することが難しくても、たった一度でも家族みんなで楽しい旅ができたのなら、お子様の心にずっと残る思い出となるのでしょう。
いろいろなところに旅行したのは、知見を広めるのに役立った
小学生のとき、毎年夏休みに国内のどこかしらに2、3泊で旅行に連れて行ってくれたこと。観光地、名産品や歴史に触れることができたので、大人になってからそれが経験、知識として役立っている。知っていてよかったなと感じる
とくに印象的なことは、中学2年生のころに父と二人でヨーロッパ旅行をしたこと。電車で欧州を回って、早い時期に外の世界を見られたことで、多様な文化・価値観があることを体験させてもらえた
旅行は費用も時間も割かなければならないことだと思うので、社会人になってよりありがたみを感じる
コメントのなかには、旅行によって得た経験が自身の価値観や考え方に影響を与えた、大人になってから役立っているなどの意見も多く見られました。普段の生活から離れ、見知らぬ文化や人に出会える旅行は、かけがえのない思い出であると同時に子どものさまざまな成長にも寄与するのだと感じますね。
第3位「進路や就職の際に自主性を尊重してくれた/やりたいことを応援してくれた」
大学受験時に浪人させてもらった
浪人や大学院に行くのも快く許してくれたことに恩を感じている
17歳のころ、大学に行くことを認めたくれた
大学進学時に上京を提案してくれたことで未来が大きく変わった
高校卒業後の進路決定は、自分の主体性を尊重してくれた
進路や習い事など自分で決めることができ、あまり口出しせずにいてくれたことがとてもありがたかった
高校時代に進路を決める際、一人暮らしをしなければならない学校へ進むことを反対せずに応援してくれた
進学や就職は親に頼れない分、自分で考えて答えを出す環境を提供してくれたのがよかった
小さいころから社会人になるまで勉強や進学・就職について一切口出しをされなかったが、自分の希望することに金銭的支援や理解をしてくれた
高校卒業後の進路に留学を考えたとき、最初は反対されたが、結果的には全力で応援してくれて学費や生活費を支援してくれた
3位は「進路や就職の際に自主性を尊重してくれた/やりたいことを応援してくれた」で、想いの込もったコメントがたくさん集まりました。進学については、自主性を重んじてくれたことに加え、浪人や一人暮らし、留学などをさせてもらえたという意見も多く見られました。親が自分のために経済面での負担をしてくれたことも大きな感謝につながっているようです。自主性を尊重してもらえたことについては、大人になってあらためて感慨深く思っているコメントも数多く寄せられました。
中学、高校、大学と進学するタイミングで、進路の自主性を尊重してもらえたことがとくによかったと思っている。自分が納得して進めたことで、後に振り返ったとき自分の選んだ選択だと後悔せずにすんだし、親への感謝の気持ちがより湧いた
人生の大事な選択のとき、親としての意見をリコメンドとして伝えるも、押し付けず自分の意見を尊重してもらえたことが、自分にとっても大きな成長につながった
小学校から大学まで進路について強制されたことがなく、自分のことを自分で考えられるようになった
自主性を尊重してもらえたのは重要だな、と自分自身が家庭を持つようになって思う
高校、大学のころは自主性を重んじて接してもらっていた。同級生が親から「娘の学歴はどうでもいい」「そんな学部は男が行く場所じゃない」と言われていた話を聞いて、そんな人が自分の親でなくてよかったと心底思った
幼い時期から就職するまで常に子ども優先で物事を考えてくれた。迷っているときにいつも背中を押してくれる存在
自分で考える力や決断する力は、子ども時代からの積み重ねも重要です。また、強制されることはなくても、自主性を重んじながらアドバイスや相談にのってくれたことを感謝する言葉も見られます。
ある意味「放任」ではあったが、子どもの意見を尊重し行動させてくれた
ほとんど放任であったし、旅行なども連れて行ってはくれなかったが、大学進学時には親の期待する進路でないにも関わらず、私の意思を尊重して見守ってくれた
「してもらった」というよりは「勝手にやれ」とのスタンス
たくさんのコメントのなかには“放任”のワードもいくつか見られました。マイナスな意味にとらえがちな言葉ではありますが、結果的に「自主性を尊重してくれた」と感じられたようです。放任であって“無関心”ではない、その境界線は子どもの意思を尊重するか否かなのかもしれませんね。
第4位「塾や家庭教師、私立学校受験など教育にお金をかけてくれた」
小学校から私立に入学させてもらった
高校進学・大学進学で、私立への受験および進学をさせてもらった。また、塾や予備校(浪人時代含む)にも通わせてくれた
高校、大学と私学に通わせてもらい貴重な経験を積むことができた
10~12歳で塾に通い、私立中学校受験をすることができた。中高一貫校で得た価値観は、その後の人生に重要な影響を与えた
私立の大学に通わせてくれたのはもちろん、十分な生活費を与えてくれたことに感謝している
4位の「塾や家庭教師、私立学校受験など教育にお金をかけてくれた」を選んだ方のなかでは、私立校への進学に関するコメントが多く見られました。国公立に比べて、どうしても私立校は受験費用や学費がかかってしまいますが、それでも進学させてくれたことに皆さん感謝しているようです。実際に私立の学校で得られた経験が、大人になった今でも財産になっているという回答も印象的でした。
大学卒業までお金の心配をせずに済んだのでよかった
大学受験のとき(高校3年生)に塾代、参考書代はすべて払ってもらえた
貧しい家庭の中で、塾に行く費用を捻出し、大学に行かせてもらったのはありがたいと思っている
親が商売をしている家庭で、休みが少ないなかでも小学校時代から教育に力を注いでくれた
自営業で両親が忙しかったため、旅行に行ったりキャンプに行ったりはなかったが、受験含めて教育にお金をかけてもらったことは非常に感謝している
塾に通わせてくれるなど、不自由なく勉強できる環境をつくってくれた
中学受験をしたが、大人になって子どもを持つ立場になると、少なからず学歴を保持できたことがよかったと思っている
そのほかにも、子ども時代・学生時代に教育費や学費をかけてもらったことへの感謝のコメントがたくさん寄せられています。親御さんが忙しく、旅行や遊びの思い出が少ない方でも、そのぶん教育にお金をかけてもらったことで愛情を感じられたというケースもあるようです。教育費や勉強できる環境に関しても、大人になってからありがたみを感じることなのかもしれませんね。
第5位「言葉遣いやマナーを教えてくれた/悪いことをしたらきちんと叱ってくれた」
幼少期から小学生時代ぐらいまでの間、言葉遣いやマナーをしつけてもらったことが現在に活きている
マナーや言葉遣いは物心ついたときから厳しかった
箸の使い方は幼稚園時代。人前で恥ずかしくないように教えてもらった
叱られた記憶は幼稚園のころからあり、「食べ方」「あいさつ」など、今でも十分通じることを幼年期に体にしみこませてもらった
食事の際のマナーや周囲への気遣いについては、保育園のころから厳しくしつけられた。朝夕の食事をしっかり用意する家庭だったので、食事への意識など含めて、きちんと言ってくれていた両親には感謝している
幼少期から「悪いことはダメ」と教えてくれたことや、金銭感覚を育ててくれたこと(何でもかんでも買うのではなく、必要なものは買ってくれて、おもちゃなどは誕生日とクリスマスのみだった)
必ずやらなければいけないマナーとともに、バスの運転手の人やレジの人に「ありがとう」と言うとお互いにいい気分になれるし感じがよいなど+αのことを教えてもらい、今でも続けている
5位「言葉遣いやマナーを教えてくれた/悪いことをしたらきちんと叱ってくれた」には、食事のマナーやあいさつの大切さをしっかりとしつけてもらえたという内容のほか、金銭感覚や感謝の言葉を述べることの重要さについてのコメントが集まりました。
(厳しい家庭ではなかったが)社会に出ても恥ずかしくない程度のマナーや言葉遣いは、大人になってから身に着けるのは大変なので、重要だったように思う
大人になったときに常識のある人として見てもらえるため、子どものころのしつけは今につながっていると思う
マナーなどは教えてもらえなければ知らないままで、マナー違反をしていることに気付かずに大人になってから恥をかくため
小学生ぐらいの小さいころから言葉遣いは指摘されて、現在では周囲に恥じない言葉遣いで会話できている
大人になったときに他人と比較して、しつけが厳しくてよかったと思う
言葉使いやマナーは、当時はうるさいなーと思っていたが、社会人になってからその必要性を感じた
子ども時代から細かい常識をその都度教えてくれた。現代の子どもや若者がまったくできていないのを見ると、学校で教えないことは何もできないのかなと思う
最近はしつけが十分になされていない子どもをよく見る印象がある
大人になってから、しつけのありがたみを感じたというコメントも数多く届いています。社会人としてのマナーや正しい言葉遣いも、子ども時代の下地が重要だと感じる方が少なくないようです。また、今の子どもや学生を見て「マナーや言葉遣いへの指導が足りないのでは?」といった少し厳しいご指摘も。教育方針はそれぞれですが、子どもによい影響を与えられるような教え方をしたいものですね。
第6位「自分の希望した習い事をさせてもらった」
やりたいと言った習い事はやらせてくれた
習い事を十分にさせてもらった
小学生のときにやりたいことにチャレンジさせてもらった
2歳のときから同じところに15年通わせてくれた
興味がある習い事をさせてもらった
とくに習い事がうれしかった。小学1年〜高校2年まで通わせてもらったため、金銭的にもスケジュール的にも、なかなかハードだったと思う
小学生のときに習い事をたくさん習わせてもらった。ガールスカウトでは介護施設に訪問や、聴覚障害者の方、外国籍の方との交流など、学校だけではなかなか体験できないことができて、とてもよかった
小学生のころ、成功体験や挫折体験ができたことで自信や謙虚さを積み重ねられた
6位の「自分の希望した習い事をさせてもらった」にも多くの方からの票が集まりました。ちなみに、このなかの約8割の方は、「進路や就職の際に自主性を尊重してくれた/やりたいことを応援してくれた」も選んでいます。進路だけでなく、習い事を含めた“やりたいこと”全般について、子どもの意思を尊重してくれたご家庭が多いと推測できます。コメントを見てみると、習い事でさまざまな経験やチャレンジをしたことが心に残っているようでした。
自分の希望した習い事をさせてもらい、今まで続く趣味を見つけることができた(ピアノ演奏)
小学生時代の習い事や旅行でさまざまな経験をさせてもらって、その後の人生の役に立った
未就学児から小学校にかけて習い事をたくさんさせてもらい、興味の幅、世界が広がった
子ども時代の習い事が今につながっているという意見も多く見られます。習い事は学校や家庭以外の場所で新しい自分を見つけ、成長する機会にもなり得るものだとわかりますね。
子ども時代の習い事に関するアンケート結果はコチラ
第7位「子ども部屋を与えてくれた」
中学入学時、一人部屋を与えてもらったと同時に一切の小言がなくなり、自主性を尊重してくれた
中学生になってからは自分の部屋があった
子ども部屋は高校生から
子ども部屋は2歳からあった
今、自分の子どもに子ども部屋を与えられておらず不満が出ている状況だから、自分はよかったなと思っている
子ども部屋は小学生のときに与えられて感謝している
7位にランクインしたのは「子ども部屋を与えてくれた」で、中学生や高校生になってからひとり部屋をもらった方が多数でしたが、なかには2歳から自室があった方も。この回答を選んだ方の約7割は、「塾や家庭教師、私立学校受験など教育にお金をかけてくれた」の回答も選んでいます。勉強するための環境づくりの一環として、子ども部屋を与える家庭が多いのかもしれませんね。
第8位「動物園や水族館などの生き物を観察できる施設に連れて行ってくれた」
平日、幼稚園終わりなどにも連れて行ってくれた
小学校のとき、いまでも記憶に残っている
小学校低学年まではテーマパークや水族館などが楽しかった
私が生き物を好きなこともあり、旅行先では動物園や水族館などを候補に入れてもらえた。その経験が自身の興味や関心などの考え方によい影響をもたらしている
8位は「動物園や水族館などの生き物を観察できる施設に連れて行ってくれた」でした。動物園や水族館は、子どもを連れて行く場所としては定番のひとつ。地元だけでなく、旅行先で普段は見られない規模の動物園や水族館に行くのも素敵な思い出になりそうですね。
第9位「おもちゃや漫画など欲しいものを買ってくれた」
幼稚園や小学校あたりの時期に欲しいものを買ってくれた印象
おもちゃは幼稚園から小学校ぐらいに買ってもらっていた
欲しいものを買ってくれたのは幼稚園~小学生のころ
「おもちゃや漫画など欲しいものを買ってくれた」を選んだ方は、とくに未就学児のころから小学生までの間に、いろいろと買ってもらった記憶があるようです。また、この項目に投票した方の7割は「進路や就職の際に自主性を尊重してくれた/やりたいことを応援してくれた」も選択しており、大きくなってからも希望を叶えてもらえたと感じている方が多い結果となりました。
第10位「たくさん褒めてくれた」
5〜6歳のころ、成果を褒められて大変うれしかった
留学中、頑張っていることを褒めてくれて常に味方でいてくれた
小さいころから「やれば出来る」という言葉で努力を褒めてくれたことが、自分に自信を持つことにつながった
自己肯定感の獲得につながった
10位の「たくさん褒めてくれた」には、自己肯定感や自信が育まれたというコメントが見られました。幼少期や学生時代に親御さんから褒められた記憶は、大人になってもずっと残っているのでしょう。形に残る思い出ではなくても、親御さんからの何気ない言葉の積み重ねが子どもの将来につながるのかもしれませんね。
「親にしてもらってよかったこと」ランキング 11位以下の回答やエピソードもご紹介
第11位「本の読み聞かせをしてくれた」
2歳から5歳くらいのころ、読み聞かせをしてくれた
記憶は残っていないが、幼児期によく絵本の読み聞かせをしてくれたようで、今でも読書が好きなのは読み聞かせの影響があると思う
6歳までの幼い時期は、母親がよく読み聞かせをしてくれた
未就学児のとき、兄弟と一緒に寝る前に読んでもらったことを今でも覚えている。忙しかった母親が、その時間を持ってくれたことがうれしかった
本の読み聞かせについては、幼少期の思い出として挙げられていました。当時の記憶がおぼろげな方もいれば、しっかりと覚えている方もいますが、どちらも親御さんからの愛情を深く実感されているコメントが印象的です。多忙な母親が読み聞かせの時間をつくってくれていたことは、大人になった今だからこそ深く心に染み入るのかもしれませんね。
第12位「自宅や近所の公園などで一緒に遊んでくれた」
家の前の道路で一緒にバトミントンや、町の体育館で一緒に卓球をやってくれたことを今も覚えている
幼少期や小学生のころ、一緒に遊んでくれたことがたくさん記憶に残っているので、うれしかったのだと思う
小学生のときに、キャッチボールを毎日してくれた
小学生のころ、父親に近くの河原で一緒にサッカーやキャッチボールをしてもらい、とてもうれしかったことを覚えている。今思えば体力的に無理をしていた部分もあったかもしれないが、遊びに付き合ってもらったことが印象に残っている
幼稚園のときに一緒に遊んでもらっていて、自分にかまってくれるのがうれしかった
小学校のときに、野球(キャッチボールなど)をしてくれた
「自宅や近所の公園などで一緒に遊んでくれた」に関しては、未就学児〜小学生の時期のエピソードが寄せられました。コメントを見ると、記憶が鮮明に残っている方が多いように思います。遊んだ内容としてはキャッチボールが多く、やはりいつの時代も親子の定番なのでしょうか。忙しくて旅行などにはなかなか行けないご家庭でも、子どもと過ごす時間を少しでもつくることが大切なのだと感じられますね。
13位「シュノーケリングやキャンプなどいろいろな非日常体験をさせてくれた」
学校ではできない教育体験の場は人格形成に重要だから
幅広い経験をして、知見が広がった
幼少期~小学校の時期にかけて屋外活動(キャンプや外遊び)に積極的に連れ出してくれた。大人になった今では経験できることも少なく、家族のよい思い出として思い出すことが多い
レジャーに関しては、親も一緒に楽しんでいる姿を見るのがうれしかった
アウトドアなど非日常体験も、当時のことをしっかり覚えている方が多いようです。体験をとおして成長させてくれたことへの感謝はもちろん、親御さんとともに楽しめたことも大切な思い出になっていると感じますね。
14位「どんな悩み事でもちゃんと相談にのってくれた」
小学生のころ友人関係の悩みを打ち明けたとき、何も言わずに話を聞いて受け入れてくれた
進路や困りごとは小学生のときから真剣に相談にのってくれた
高校進学、大学進学、就職など岐路のタイミングで、自主性を尊重しつつも相談にのったりアドバイスにのったりしてくれたことが最も印象的
高校進学時、本来のレベルではないが自分のやりたいことができる学校を受験したいと相談して、快く「思うようにやりなさい」と言ってくれた
ランキングこそ下位ですが、「どんな悩み事にもちゃんと相談にのってくれた」には親子のあたたかいエピソードが集まりました。小学生のころの悩みから高校や大学など進路の相談まで、親御さんが背中を押してくれたことが今でも忘れられない、大切な思い出になっているんですね。
15位「博物館や美術館などの展示施設に連れて行ってくれた」
幼稚園、小学校低学年のとき、車で遠くまで連れて行ってくれたことが今でも思い出に残っている
美術や音楽、映画など文化的教養を身に付けさせてもらえたことは非常に感謝している
博物館や美術館などの施設は、展示内容にもよりますが子どもには少し退屈? と感じる大人も多いかもしれません。しかし、子どものころから歴史のあるものや美しい作品を見ることで育まれる感性もあるのではないでしょうか。
親にしてもらってよかったこと「その他」の回答
選択肢にはない回答もたくさん寄せられたので、そちらもご紹介しましょう。子ども時代を振り返り、さまざまな感謝が思い起こされたようです。
親戚付き合いを大事にしている
親戚との接点が多くイベントも多かったので、いろいろな家や人を知ることができた
個人事業をしていたこともあり、老若男女の方々と交流機会が多くあった
親戚などとの交流について感謝している、というコメントは複数ありました。子どものうちは、親御さんや学校・習い事の先生以外の大人と交流する機会は、あまりないものです。だからこそ、親戚付き合いや親族以外との交流はよい経験になったと感じるのでしょう。
必要なときにお金の支援をしてくれた
スパイクや練習着など、部活にかかる費用を出してくれた
大学時代2ヶ月、東ヨーロッパに滞在するときにお金を貸してくれた
望めばどんな本を買うお金もくれたので、感謝している
生まれてから今まで小遣いをもらったことがないので、自分でお金を稼ぐのが当然のこととして身に付けられた
内容はさまざまですが、経済面でのサポートに感謝する声も見られます。一方で、お小遣いなどがなく“お金は自分で稼ぐ”ということを身に付けられたとの意見も。少し厳しくも感じますが、自力で稼ぐ力は大人になってからとても重要なことですから、結果的に感謝につながったようですね。
定期的に外食に連れて行ってくれた
アルバムをつくってくれた
将棋を教えてくれたこと。大切な趣味になっている
食育をやってくれた
手紙をくれた
愛情を伝えてくれた
海外に住ませてくれた(親の転勤)
コンサートやミュージカル鑑賞を1年に1回以上連れて行ってくれた
食料や日用品などを送ってくれたり、手紙を書いてくれたりした
遊びについて自由だった
ほかにも「してもらってよかったこと」はたくさん集まりました。言葉でも行動でも、親御さんの愛情が伝わっているからこそ、子どもの心に残っているのではないでしょうか。
「親にしてもらってよかったこと」ランキング まとめ
「子ども時代、親にしてもらってよかったこと」のアンケート調査結果と、理由やエピソードをご紹介しました。親御さんへの深い感謝や、子どものころのあたたかい思い出などが多く見られましたね。1位の毎日の食事やお弁当をはじめ、子どものときは当たり前のように感じてしまいがちなことも、大人になると親御さんの努力や苦労が理解できて、あらためて愛情を実感するのではないかと思います。子どもには一人ひとり個性があり、成長の仕方もそれぞれです。しかし、さまざまな家庭のエピソードから、自身の子育てへのヒントが見つかったのではないでしょうか? 子育て中の方や、これから子どもが欲しいと思っている方は、ぜひ結果を参考にしてみてください!
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