子どもとの接し方のヒントが満載! 「親に言われてうれしかった言葉」ランキング

「子どもとの接し方」がわからない……とお悩みの方は意外と多いようです。どこまで子どもの望みを聞いていいものか、褒めてばかりでいいのか、叱ってもいいのか……情報過多の時代、育児についての情報もあふれていて、なにが正解なのかわからなくなってしまいますよね。そこで、マイホームマーケットでは20〜60代の男女を対象に、「子ども時代、親に言われてうれしかった言葉」に関するアンケート調査を実施。子ども時代、親からかけられた言葉で、うれしかった言葉、心強いと思った言葉、感動した言葉は、子育てをするうえでのヒントになるはずです。何気ない毎日のあいさつや応援の言葉など、心に残る親からの言葉を理由とあわせてランキング形式でご紹介します。現在子育て中の方は、いつもお子様にどんな言葉を掛けているのか振り返りながら、ぜひご覧ください!

応援や感謝、褒め言葉……子どものころ「親に言われてうれしかった言葉」アンケート調査の結果

親に言われてうれしかった言葉(複数回答可・n=179)
順位 言われてうれしかった言葉
1位 「よく頑張った」や「おめでとう」など努力の過程を認めてくれた言葉
2位 「いってらっしゃい」や「おかえり」などの外出時や帰宅時の言葉
3位 「すごい」や「えらい」などの褒め言葉
4位 「ありがとう」や「助かった」などの感謝の言葉
5位 「頑張れ」や「あなたならできる」などの応援の言葉
6位 「あなたがやりたいなら応援するよ」や「無理してまでやらなくていいよ」など自分の意思を尊重してくれた言葉
7位 「大丈夫?」や「大変だったね」などの思いやりを感じる言葉
8位 「信じている」や「頼りにしている」などの信頼を表す言葉
9位 「大好き」や「愛している」などの愛情を伝える言葉
10位 その他

親から言われてうれしかった言葉に関するアンケート結果を見てみると、1位が「よく頑張った」や「おめでとう」など努力の過程を認めてくれた言葉でした。上位5位までのほとんどは、子どもの努力や成果を認める・褒める・応援するといった子どもを後押しするような言葉が並んでいます。一方、何気ない日常のあいさつが2位にランクイン。それぞれどんな理由から選んだのか、詳しく見ていきましょう。

「親に言われてうれしかった言葉」アンケート調査結果のグラフ

第1位は「よく頑張った」や「おめでとう」など努力の過程を認めてくれた言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 1位は「よく頑張った」や「おめでとう」など努力の過程を認めてくれた言葉
幼少期から小学校時代。部活動での活躍を褒めてもらい、うれしかった記憶がある
幼少期から小学生時代は気持ちで動く性格だったので、褒められるとうれしかった
小学生のとき、勉強やスポーツでいい成績だったときに掛けられた言葉が素直に一番うれしかった
褒めてもらえることがいつでもうれしかった

1位は「よく頑張った」や「おめでとう」など努力の過程を認めてくれた言葉でした。半数以上の方が選んでおり、親に言われて非常にうれしかったという意見が多く寄せられています。幼少期から小学生時代にかけて、努力の過程を認める言葉は子どもの感情を動かし、挑戦する意欲を育む重要な役割を果たすことがわかりますね。この時期は親のポジティブな声掛けが子どもの心に強く刻まれ、大人になっても記憶として残っていると答えた方が多く見受けられました。

小中高と学校のテストでよい結果を残すことができると褒めてもらえた印象があり、それがうれしかったから勉強などを頑張れた
努力を認めてもらえることはとてもうれしい。小学校は水泳のテストで合格したとき、中学校はよい成績を出したときに「頑張ったね」と言ってもらえてうれしかった
部活動の試合やテストなど節目の際に励みになった
高校受験および大学受験で合格した際、その過程で励まし続けてくれた

テストや受験の時期に掛けられた言葉が励みになったという理由も目立ちました。成果が目に見えて評価されるタイミングで親から努力を認められることは、子どもの達成感や自信につながりやすいのだと感じるコメントばかりです。また、成長期を通じて、親が継続的に声を掛けたり認めたりする姿勢は、努力し続けるモチベーションの維持に大きく関わっているようです。

普段は口数が少なかったので、努力の過程を褒めてもらえたことは自信になったし、励みにもなった
父親がよく褒めるタイプだったので、何かするごとに「よく頑張った」「おめでとう」と言ってくれていた
時期は覚えていないが、やったことに対して声掛けはしてくれていた気がする。頑張ったことに対してポジティブな声掛けをしてくれたり、寄り添ってくれたりしたことがうれしかった
適切なタイミングに必要な声掛けをされるのは、年齢を問わず、常にうれしいと感じた

適切なタイミングでの声掛けは、年齢に関係なく子どもにとって心に残るようです。「よく頑張った」や「おめでとう」など努力を認める言葉は、子どもの自己肯定感を高め、さらに成長や挑戦の原動力となる重要な役割を果たしたり、自信の源になったりしていることが印象的です。

第2位は「いってらっしゃい」や「おかえり」などの外出時や帰宅時の言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 2位は「いってらっしゃい」や「おかえり」などの外出時や帰宅時の言葉
「いってらっしゃい」「おかえり」は、常に言ってくれていた。それにより家族のつながりを感じた
おかえりなさいなどの言葉には安心感があった
「いってらっしゃい」「おかえり」を言ってもらえて温かい気持ちになった
ただのあいさつではあるが、毎日のコミュニケーションの根底にあったと思う
大人になってもあらゆる場面で必要となる。あいさつをするクセがついた
何かを褒められるより、日常的にかけてもらえる「いってらっしゃい」や「おかえり」がうれしかった。目をかけてもらっているような気がして、うれしかったのではないかと思う
見送ってくれて、帰るのを待ってくれている人がいるのは無条件に幸せ
うちの親は、子どもを鼓舞するようなことは言わなかった。日常的に「いってらっしゃい」や「おかえり」だけだったような気がするけれど、今にして思えばうれしかった

2位は「いってらっしゃい」や「おかえり」など外出時や帰宅時の言葉でした。毎日の習慣であり、当たり前のように思えるあいさつですが、家族との絆を深め、心の安定を支える役割を果たしていたことが垣間見えます。あいさつは家庭全体の雰囲気を温かいものにし、子どもにとって心地よい環境をつくれる言葉なのかもしれませんね。また、あいさつをコミュニケーションの一部として身に付けることで、社会生活における礼儀や他者との関わり方によい影響を与えているという回答も見られました。

親元から離れて暮らすようになって、外出時や帰宅時の何気ないあいさつがとても大切に思えるようになった
仕事をきっかけに上京し一人暮らしをしていると、日頃から誰かにおかえりと言ってもらえることは自分にとってよいことだったんだなと気付いた
受験期や友人関係で悩んでいるときに、「おかえり」はすごく心にしみた

子ども時代には気付かなかったけれど、親元を離れたり環境が変わったりすることで、あらためて日常のあいさつの大切さに気付いたという声も寄せられています。何気ないあいさつも心の支えであったことが伺えます。

「おかえり」の言葉が聞きたくて、小学生のときに早く帰宅していた記憶がある
小学校に入学して数日、ランドセルが重く、緊張の連続で慣れないため、毎日疲れて帰宅。最初は母が毎日、玄関前で待っていてくれた、心配で見ていたのだと思う。「おかえり」と言われてうれしくて抱きついていた

「いってらっしゃい」や「おかえり」といった日常的に交わされるあいさつが、親の愛情を感じる記憶として強く残り、安心感を得るきっかけになったというコメントも寄せられています。何気ないことのようですが、外出時や帰宅時の言葉は大切なコミュニケーションの根幹であり、子どもにとっては大きな意味を持っていることが伝わってきますね。

第3位は「すごい」や「えらい」などの褒め言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 3位は「すごい」や「えらい」などの褒め言葉
小学生から高校生までの間に言われてうれしかった言葉。親から褒められることで期待に応えられているという自信につながっていた
小学校高学年、中学、高校時代。親が泣いて喜んでいたことがあり、自分もかなりうれしかった
小学生のころ、テストでよい点数をとったときに言われた記憶があり、普段褒められることがなかったのでうれしく感じた
高校受験のとき。頑張ったおかげで成果が出たことを喜んでくれた
小学生などの子どものころに頑張って結果が出たときは、素直に褒めてくれた記憶がある

3位は「すごい」や「えらい」などの褒め言葉でした。褒められることで、子どもが自分の努力を認められ、親の期待に応えられたという達成感や自信を得ていたことがわかります。さらなる挑戦へのモチベーションとなっていることも伝わってきますね。

あまり褒められない子ども時代だったので、ときどき褒められたらうれしかった
頑張ってよかったなと思えるので、褒められてうれしかった
小さいときは褒められればうれしかった
具体的に褒めてもらったことはないが、小学生ぐらいのときは褒め言葉を言われることを目指していた

褒められる機会が少なかった方でも、たまに掛けられる褒め言葉が特別な喜びとなり、努力を肯定的に受け止める要因になっていたようです。また、褒められること自体が目標となり、子どもの意欲や努力を引き出す原動力になるとも考えられます。「すごい」「えらい」といった褒め言葉がうれしかった方は、自信や達成感を得るきっかけになったと感じる方が多いことがわかりました。とくに、努力や成果を認められ自尊感情が高まった様子から、褒め言葉は子どもの成長における重要な要素だと言えるでしょう。

第4位は「ありがとう」や「助かった」などの感謝の言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 4位は「ありがとう」や「助かった」などの感謝の言葉
小学生以下のころ、手伝いなどをしたとき。頼りにされていると思った
実家でお店をやっていたので、7~10歳くらいのときに親が買い物に行く際に店番をしていて、帰ってきたときによく言われていた記憶がある。ご褒美にお店のお菓子の中から好きなもの1個くれた
小学生のころにお手伝いをしたときなどに言われてうれしかった
掃除を手伝って台所のシンクや床をキレイにしたときのうれしそうな表情と感謝の言葉はとても覚えている

4位は、「ありがとう」や「助かった」などの感謝の言葉でした。お手伝いをして感謝されたという方が多いようです。感謝の言葉を掛けられることで、子どもは親に頼られている実感を得て、自分の行動には価値があると感じるのではないでしょうか。

言われることは少なかったが、親に認めてもらえたような気持ちになった
言葉に自分に向けてのあたたかい思いが入っていると感じた

感謝の言葉は単なる形式ではなく、親の温かい思いも伝わるようです。「ありがとう」や「助かった」などの感謝の言葉は、子どもにとって非常にうれしく、親に頼られていると感じるきっかけになったこともわかりますね。親からの感謝の言葉は、子どもの自己効力感を高め、家族とのつながりを強める重要な役割を果たすと言っても過言ではないでしょう。

第5位は「頑張れ」や「あなたならできる」などの応援の言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 5位は「頑張れ」や「あなたならできる」などの応援の言葉
小学校後半から中学生にかけてのころ、褒められ、応援されると自分は頑張れるという自我をはっきり意識し始めた
小学生のとき。自分は大丈夫だと自信になったし、言われたときの情景も記憶に残っている
小学校から大学まで学生時代全般において、親から「あなたならできる」などの自信を持たせてくれるような声掛けをしてもらった。自分の自信につながり、自己肯定感が高まった

5位は、「頑張れ」や「あなたならできる」などの応援の言葉でした。応援の言葉が子どもの自己肯定感を高め、「自分ならできる」と思える力を育んだのではないでしょうか。親からの応援が人生の節目や挑戦の場面で強く心に残っていることもわかりますね。

「できるかなぁ……」と不安を口にしたときに、励ましてくれたことは自信になっている
小学校高学年での盲腸手術の前に言われて励みになった
16歳で海外留学を迷っていたころ、背中を押してもらった
学生のころ、部活を頑張っていた時期に応援してくれたのがうれしかった
社会人になるまで応援されることが多かった。親は自分の応援者、理解者そのものだと思う
日頃から「さすがだね」と自尊心をくすぐるような褒め方をしてもらっていたので、妙な自信がついた
受験で大変だったとき、毎日励ましてもらえてうれしかった
とくに時期は関係なく、常に私をおだててくれていたと思う。ほめて育てるというのはある意味、有効に働くと感じている

親の応援が、子どもの不安や迷いを払拭し、新たな挑戦や目標に向かう勇気を与えたようにも感じますね。背中を押されることで、大きな一歩を踏み出せた経験が多く見られます。また、親からの継続的な応援は、子どもにとって「自分の味方がいる」という安心感や支えとなり、長期的な努力を続ける源になっていることも伝わってきました。「頑張れ」や「あなたならできる」といった応援の言葉は、子どもの自尊心を芽生えさせ、困難に立ち向かう原動力となっているようです。

第6位は「あなたがやりたいなら応援するよ」や「無理してまでやらなくていいよ」など自分の意思を尊重してくれた言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 6位は「あなたがやりたいなら応援するよ」や「無理してまでやらなくていいよ」など自分の意思を尊重してくれた言葉
本当は四年制大学までは進学せず、高卒か専門学校くらいまでにしてほしかったみたいだが、私が四年制大学に行きたいと言ってきかなかったので、お金を工面して進学させてくれた
受験や就職のときに自分の進みたい道を応援してくれた
大学受験のときに浪人するか迷ったが、「好きにすればいい」「どんな道でも応援する」と言ってくれた

6位は、「あなたがやりたいなら応援するよ」や「無理してまでやらなくていいよ」など自分の意思を尊重してくれた言葉でした。親が自分の希望に対して否定せず、選択したことを応援してくれる姿勢が、子どもの進路選択や挑戦の大きな支えとなるようです。

小学生のころ、子ども会のキャンプにどうしても行きたくないときに、親から「無理しなくていいんだよ」と言ってもらった。怒らずに気持ちに寄り添ってくれたことがうれしかった
大学受験の時期に、勉強する自分に対してそっと見守ってくれた。落ち込んでいるときは、よく頑張っていると声をかけてくれた
高校生から社会人の間は、すべての意思決定を尊重してくれたのがうれしかった
高校のとき、楽器やバイクの免許など自分がやりたいことの意思を尊重してもらった
10~18歳のころ、自分のことを一番理解してくれている点がよかった
自分を後押ししてくれる言葉がとてもうれしかった
子どものころはあまり褒められた記憶がないが、自分の能力を信じて応援してくれたという記憶はある
意思を尊重してもらえることは非常に重要

親が無理に行動を押し付けずに、本人の気持ちを理解して寄り添うことは、子どもの安心感へとつながるようです。親が一貫して子どもの意思を尊重する姿勢を持つことは、子どもとの信頼関係を強固にする要素であることもわかりますね。また、子どもの可能性を信じて応援する言葉が、挑戦を後押しし、自信を育てる大きな要因となったと感じるコメントも寄せられました。

「あなたがやりたいなら応援するよ」「無理してまでやらなくていいよ」といった意思を尊重する言葉は、子どもに安心感や自己肯定感を与え、親への信頼を深める要素となっていることがわかります。親が子どもの選択に寄り添い、意思を尊重することで、子どもは自分の道に自信を持って進むことができるようです。

第7位は「大丈夫?」や「大変だったね」などの思いやりを感じる言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 7位は「大丈夫?」や「大変だったね」などの思いやりを感じる言葉
日頃の何気ないやり取りや、自分の気持ちに共感してくれる言葉で、安心感を得ることができていた
「大丈夫?」や「大変だったね」などの言葉は、気にかけられていることが伝わって、うれしかった
とにかくポジティブな親だったので、少し不安を感じているときなどに声をかけられるとうれしかった

7位は、「大丈夫?」や「大変だったね」などの思いやりを感じる言葉でした。親からの共感を示す言葉は、子どもに安心感をもたらし、不安な気持ちを和らげていることが伝わってくる内容です。日常の何気ない場面でも、親からの思いやりを感じる言葉が、成長のなかで大きな意味を持つのではないでしょうか。

第8位は「信じている」や「頼りにしている」などの信頼を表す言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 8位は「信じている」や「頼りにしている」などの信頼を表す言葉
小学生時代、つらいことを乗り越えられた、ひとりじゃないと感じた
中高生ぐらいになると、信頼が心地よかった
少年時代も今も。うれしいというか親心を感じる
親からの信頼は自己肯定感につながっている
大学選択のときなど、自分の意思を信じてもらえた
幼いときから、子どもの意見をきちんと聞いて会話してくれる親だった。今でも褒めてくれたり、叱咤激励してくれたりする
弟二人と一緒にいつも留守番をして弟たちを寝かしつけていたので、頼りにされている言葉を言われたのがうれしかった

8位は、「信じている」や「頼りにしている」などの信頼を表す言葉でした。親からの信頼を表す言葉は、子どもにとって「自分はひとりではない」という安心感を与え、困難を乗り越えるエネルギー源となるようです。親が子どもの意思や意見を尊重し信頼を示すことは、子どもの自己肯定感を高め、自分の選択に自信を持つようになるという声も多く見られました。親から頼られる言葉は、子どもにとって“自分が役に立っている”という実感を得るきっかけとなり、自信や責任を育てる要因になると言っても過言ではないでしょう。

第9位は「大好き」や「愛している」などの愛情を伝える言葉

親に言われてうれしかった言葉アンケート 9位は「大好き」や「愛している」などの愛情を伝える言葉
常に「愛している」と言われていた
10歳ぐらいまで。成功体験が乏しいなかで、鼓舞してくれた
物心ついたころから現在まで言われている。言われたときに毎回「うれしい」とはならないが、自己肯定感を高めてくれたと思う。そのため、少しの非難の声でも自信がなくなることはなかった

9位は、「大好き」や「愛している」などの愛情を伝える言葉でした。日常的に愛情を伝えられることで、子どもは親からの一貫したサポートと受容を感じ、自己肯定感を高めることができたようです。日常的に愛情を言葉にして伝えられると、親の愛が確固たるものであるという安心感が培われたのではないでしょうか。とくに小さいころは、安心感を与えると同時に、困難な状況に対して後押しする役割を果たしているように感じます。

第10位は「その他」 コメントやエピソードをご紹介

第10位の「その他」は、思い出せなかったり、言われてうれしかった言葉がなかったりする方、言葉はないけれど態度で示してくれたという方もいました。一方で、次のようなコメントやエピソードも寄せられています。

「生きていてくれるだけでうれしい」。幼いころから言われるたびに自信と勇気が出てうれしかった
「何があっても味方だよ」。母親がいつも誕生日にくれる手紙の最後に書いてある言葉。自分のすべてを受け入れてくれると感じるため安心する
父は頭がよかったと私たち兄弟に何度も言い聞かせてくれた。母は亡くなった父を愛し続けた。小学生のときに父が亡くなり、母は女手一つで育ててくれた。父のことを話し、教育を重視して、兄弟二人とも私立の大学に入学させてくれたお陰で今があると感謝している

「生きていてくれるだけでうれしい」「何があっても味方だよ」という無条件の愛を表現する言葉によって、子どもは安心して困難な状況に立ち向かえたことが伺えます。また、家族の記憶や価値観を伝える言葉は、子どもにとって誇りや目標となる要素になったケースも。それぞれの家庭によって掛ける言葉は違うかもしれませんが、愛情のこもった言葉を繰り返し伝えることで、安心感や自己肯定感だけでなく、人生の指針として作用していることが伝わってきます。

言葉は親から子への「愛情のシャワー」! 1〜9位の言葉をすべて言われたケースをご紹介

言葉は親から子への「愛情のシャワー」

全体の3.3%ほどですが、1〜9位の言葉をすべて言われていたと答えた方もいらっしゃいました。コメントを見てみましょう。

すべての言葉を中学や大学の受験時にかけてもらった。受験は同級生もほぼライバルで孤独な環境になることがあるけれど、家族が応援してくれたことで乗り越えられた
自分で言うのも何だが、小学校時代は比較的いい子にしていたこともあり、やったことに対してしっかり褒めてもらっていた
大人になるまで言葉を掛けてくれた。無条件で自分を肯定してくれる存在がいると確認できた

親からたくさんの言葉を掛けられると、「家族がいるから」と思えることで苦難を乗り越えられたり、安心して頑張れたりするようです。家庭が安心できる居場所と思えるからこそのエピソードが見受けられました。やったことに対して親がしっかりと反応し、言葉を掛け続けることの重要さをあらためて感じますね。

「親に言われてうれしかった言葉」ランキング まとめ

親から言われてうれしかった言葉のアンケート結果をご紹介しました。アンケートを通じて、親からの言葉が子どもの心に深く刻まれ、成長や人生の節目において大きな支えになっていたことが伺えます。褒める言葉や励ます言葉、信頼を示す言葉、さらには日々の何気ないあいさつなども、安心感やモチベーションを与え、自己肯定感を育む大切な要素だということがわかりました。親からの温かい言葉は子どもの未来を支える“愛情のプレゼント”とも言えるのではないでしょうか。また、寄せられたコメントのなかには、「大人になった今でも親から言葉を掛けてもらっている」という意見も多く見受けられました。親からのメッセージは年齢を問わず、生きる“よすが”になっている方も少なくないようです。子育て中の方やこれから親になる方、そして、子どもとの接し方に悩まれている方は、今回のアンケート調査結果を参考にしてみてください。何気ないあいさつや会話を大切にし、お子様が望んでいるであろう言葉をかけてあげることで、親子の絆はきっと深まるはずです!

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