小学生になると誕生日やクリスマスのプレゼントも要求してくるようになりますね。子どもが欲しがっているものをあげたい気持ちはあるものの、できれば学習や成長に役立ったり長く使えたりしそうなものをプレゼントしたいのが親心ですよね。では、世のママ・パパたちはどんなものを「あげて良かった」と思っているのでしょうか? マイホームマーケットでは子育て経験のある方を対象に、小学生の子どもにあげて良かったプレゼントに関するアンケートを実施。どんなプレゼントが良かったのか、体験談や具体的な商品などを調べてみました。
ママ・パパが選ぶ小学生向けオススメプレゼント
おもちゃやグッズなど、小学生の子どもにあげて良かったプレゼントをお聞きしたところ、最も多かったのが「積み木・ブロック」、次いで「パズル関連」「テーブルゲーム」が並ぶ結果となりました。
子ども向けの商品には対象年齢が設けられているものが多く、実際に子どもが喜ぶものも年齢によって変化していきます。では、親御さんから見て「あげて良かった」と思うものにも年齢別の傾向はあるのでしょうか? 幼児期のアンケート結果と比較してみましょう。
幼児期を対象としたアンケートでも、「積み木・ブロック」が最多という結果になりました。とくに3〜6歳児のカテゴリーでは過半数が「積み木・ブロック」を挙げています。また、1〜2歳児では「絵本・CD・DVD」が2位に入りますが、3歳児以降では「パズル関連」「メイキングトイ」といった手先を細かく使うものの割合が高くなったこともわかりますね。
「絵本・CD・DVD」は小学生へのプレゼントとして挙がらなかったことも踏まえると、子どもは成長するにしたがって、じっと何かを見たり聞いたりするよりも、自分で考えて使うアイテムを好むのかもしれませんね。
ちなみに小学生からは新たに「テーブルゲーム」という回答が見受けられました。トランプやオセロ、将棋、複数人で遊べるボードゲームなど、頭を使ったり駆け引きしたりしながら、勝ち負けや順位を競うゲームが楽しめるようになるのも小学生以降だと考えられますね。
続いて、小学生のなかでも1〜2年生と3〜6年生の年代別に分けた結果を見てみましょう。
小学校1~2年にあげて良かったプレゼント1位は「積み木・ブロック」
小学校1〜2年生へあげて良かったプレゼント1位は「積み木・ブロック」となり、回答の過半数を占める結果に。具体的なアイテムとしてはレゴブロックや学研のブロックなどが挙げられました。小学生になると、子どもはより創造性の高いブロックで遊ぶようになり、親御さんもそれを「あげて良かった」と感じていることがわかりますね。具体的な理由も見てみましょう。
「積み木・ブロック」をあげて良かった理由
手先が器用になった
集中力がついた
夢中になって遊んだ
1年以上遊んだ
論理的思考力がついた
「積み木・ブロック」を選んだ理由として、子ども本人が好み、長く遊べたという意見以外では、手先や脳の発達に役立ったと感じている親御さんが多いようです。なかでも「論理的思考力がついた」という意見に注目してみましょう。
論理的思考力とは、ものごとを筋道立てて考える力であり、考えをわかりやすく伝えるコミュニケーション力にもつながる能力です。自分でつくりたいものをイメージしてブロックを組み立てる過程は、ものごとを筋道立てて考える力を養ってくれるのかもしれません。近年、社会生活に必要なスキルとして注目される論理的思考力。子どものうちから遊びながら身に付けてくれたら、親御さんもうれしいですよね。
小学校低学年には「将棋」もオススメ?
その他の回答を見てみると、あげて良かったプレゼントのなかに「将棋(および将棋アプリ)」という声もありました。将棋界で数々の記録を打ち立てた藤井聡太さんも、将棋を始めたのは5歳ころからだそうです。友達に教えたりして社公性が身に付いたという声もありました。集中力や思考力が鍛えられるとされていますし、ボードゲームであれば親子で楽しむことができます。アプリであればひとりでも取り組めますので、お子様本人が楽しめるようならプレゼントするのも良いでしょう。
小学校3~6年生へのプレゼントは「積み木・ブロック」「パズル」「自転車」「テーブルゲーム」が人気
1〜2年生の結果と比べると、3〜6年生では回答のバリエーションが豊かになっています。とくに多かったのは「パズル関連」や「テーブルゲーム」、「自転車」で、具体的にはルービックキューブや人生ゲームなど、定番のアイテムが目立ちました。
学習に役立つ? 運動能力が向上? 「あげて良かった」理由
3〜6年生の親御さんに聞いた「あげて良かった理由」を見てみると、「学習の役に立った」という意見が最も多いことがわかります。一方で、小学校1〜2年生では1位の「積み木・ブロック」を始め、「学習の役に立った」という理由はほとんどありませんでした。この差については、小学3年生以降の学習内容との関連が大きいと思われます。習う科目に社会と理科が加わり、算数や国語も低学年時に比べて難しくなるのが小学3年生。この時期からお子様の学習について意識する親御さんも増えるのではないかと想定すると、このアンケート結果にも頷けます。
また、「自転車」を選んだ方の意見としては、「スマホのゲームやSNSなど、小学生でも高学年になると屋内で過ごす時間が増えるので、外遊びの道具や機会を意識して取り入れるべきだと感じています」というものがありました。最近はデジタルデバイスを使いこなす子どもも多いので、そればかりに夢中にならないよう親御さんたちも意識していることがわかるご意見ですね。
小学校高学年にオススメ! 「レゴ®ブースト クリエイティブ・ボックス」
「積み木・ブロック」のなかで、とくにオススメとして挙げられていたのが、レゴ®ブースト クリエイティブ・ボックス。これはブロックで組み立てたモデルをプログラミングによって自在に動かせる商品です。5つのモデルをつくれて、60種類以上の動作が専用アプリに入っているので、さまざまなプログラミングに挑戦できるとのこと。
これをオススメされた親御さんは、理由を「学習の役に立った」と答えており、遊びながらプログラミングが学べる点を評価していることがわかります。小学校の正式な科目となり、これからの時代に必須とも言われるプログラミング教育。お子様に楽しみながら学んでもらうなら、レゴ®ブースト クリエイティブ・ボックスがピッタリかもしれませんね。
ママ・パパに聞いた「あげて良かった!」子どものプレゼント 小学生編 まとめ
子どもの発達に合わせて適切なおもちゃをあたえることで、楽しみながら学習や成長につなげていくことができるおもちゃ。年齢によって遊びの傾向が変化することや、おもちゃやグッズが子どもの成長にさまざまな形で関わっていることが今回のアンケートでわかりました。プレゼント選びに悩んでいる親御さんの参考になれば幸いです。
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