新築でも中古でも一戸建てのマイホームを手に入れたら、庭でガーデニングしたり家庭菜園したりするのも楽しみのひとつですよね。しかし、必ず出てくるのが害獣・害虫問題。環境スペシャリストである小松謙之さんは、大切に育てた野菜や花を守るためには単に薬を撒くのではなく、生態を知ったうえで対策することが大切だと語ります。また、庭にやってくる虫や動物は、お家のなかに侵入してくる可能性も高いのだとか。そこで、害獣や害虫の研究をする株式会社シー・アイ・シーで研究開発部長を務める小松さんに、自宅の庭の害獣・害虫対策について伺いました。ガーデニングや家庭菜園を荒らすネズミ・アライグマ・ハクビシンなどの害獣対策や驚異の侵略者「アルゼンチンアリ」の対処法、ハエを寄せ付けない肥料選びのポイント、庭に蚊を発生させないための注意点、ゴミブリやシロアリが集まってしまう庭の特徴などもご紹介します。
株式会社シー・アイ・シー 博士(学術)研究開発部 執行役員
ねずみ駆除協議会専門委員、日本ペストロジー学会編集委員、日本衛生動物学会編集委員、都市有害生物管理学会評議委員・編集委員、ヤマザキ動物看護大学客員教授
昭和60年麻布大学環境保健学部卒業、同年㈱シー・アイ・シー入社
近年はネズミ・ゴキブリなどの衛生動物の研究に加え、小笠原の外来生物の防除方法の研究・開発を行う。
発表論文:都市に生息するネズミ属の生態研究、ゴキブリの新種記載ほか
出演番組:NHKあさイチ、クローズアップ現代、所さんの目がテン ほか多数
最近の出版物:日本産直翅類標準図鑑(分担執筆)、衛生動物の事典(分担執筆)、トコジラミ読本(分担執筆)ほか
株式会社シー・アイ・シー : https://www.cic-net.co.jp/」
株式会社シー・アイ・シーの小松謙之です。私は害虫駆除の現場で15年ほど勤務したのち、現在に至るまで20年以上にわたって衛生動物の研究に携わり、害獣・害虫と呼ばれる生き物をたくさん見てきました。庭で家庭菜園やガーデニングをすると、生活が豊かになる反面、害獣対策と害虫対策が必要になってきます。今回は害獣・害虫防除の観点から、庭を含めた大切なお家を守るためのアドバイスをお伝えしたいと思います。
目次
1.ネズミやアライグマ、ハクビシン……ガーデニングや家庭菜園を荒らす害獣対策
2.庭木にも住む!? 発生したら手に負えない史上最強の小さな侵略者「アルゼンチンアリ」
3.肥料にハエ!? 家庭菜園ビギナー必見! 肥料選びのポイント
4.コップ1杯でも要注意!? 庭に溜めた水が蚊・ボウフラを生む
5.ハチは危険生物? それとも益虫!? 庭にやって来るハチとの付き合い方
6.汚い庭はゴキブリやシロアリを呼び寄せる!? 庭をきれいにするべき理由を解説
7.ガーデニングに家庭菜園……庭の害獣・害虫対策 まとめ
ネズミやアライグマ、ハクビシン……ガーデニングや家庭菜園を荒らす害獣対策
おうち時間の増加をきっかけに、ガーデニングや家庭菜園を始められた方が多いようですね。地植えやプランター栽培などスタイルはさまざまですが、自分で育てたものを鑑賞したり食べたりするのは格別だと思います。そんななか、都市部でも問題視されているのが害獣被害です。丹精込めて育てた庭を荒らされるのはたまりませんよね。ネズミをはじめ、とくに被害の加速が見られるのはアライグマやハクビシン。見た目に反して獰猛(どうもう)な性質を持っているので、お家に住み着くと厄介なんですよ。庭にやって来る害獣について、まずはネズミの対策から解説していきましょう。
何でも食べる!? 家庭菜園の天敵「ネズミ」
ネズミは雑食性なので、穀物を主に肉や魚などあらゆるものを食べます。植物の球根がかじられるという報告もありますね。一般的なお家や庭に現れやすいネズミは「ドブネズミ」と「クマネズミ」。ドブネズミは体が大きく、太めで茶褐色や灰褐色をしています。クマネズミと比べて耳が小さいのが特徴で、排水溝などの水気のある地下を好み、地中に巣穴を掘って生活しているんですね。気性が荒く、駆除する際に噛まれると感染症などを引き起こす恐れがあるので要注意。ドブネズミは殺鼠剤が効きやすいので、市販品でも防除しやすいですよ。カゴ形式の捕獲器を仕掛けて捕獲するのもアリでしょう。しかし、ドブネズミを捕まえたら殺処分までしなければならないので、ご自身で処理するのはハードルが高いかもしれません。息絶えたドブネズミを放置すると衛生面でもよくありませんから、処理が難しいと感じたら駆除業者に頼みましょう。
一方、クマネズミは穀物や果物が好きなので、家庭菜園をしていると狙われやすいですね。木登りが得意で、壁を駆け上がって天井裏などの高いところでも容易く入り込みます。体長はドブネズミよりも小さいのですが、動きが機敏なうえに警戒心が強いので罠にかかりにくく、お家に住み着くと被害が広がります。イエダニが多く寄生しているのも不安要素なので、積極的に防除しましょう。クマネズミはとくに駆除が難しいので、天井裏から異音がしたり、作物がかじられているなどの痕跡を見つけたりしたら、プロに依頼するのがオススメ。ネズミ駆除業者は「日本ペストコントロール協会」の会員から選ぶと良いですね。専門の資格制度や定期的な講習会をしているので、会員企業なら安心してネズミ駆除を依頼することができます。もちろん、弊社も加盟していますよ。
見た目に惑わされないで! 家庭菜園を荒らす害獣「アライグマ」&「ハクビシン」
庭にはアライグマやハクビシンといった動物もやってきます。見た目が可愛いので興味を惹かれるかもしれませんが、凶暴なので要注意。とくにお子様を近づけさせないようにしましょう。アライグマ、ハクビシンともに雑食性でなんでも食べます。家庭菜園の作物や庭木の果実だけでなく、庭の池にいる魚も狙いますし、生ゴミやペットフードも餌になるので、庭は常にキレイにしておきましょう。また、夜行性で側溝や用水路を移動経路とし、木登りも得意であることなどから、どこからともなく侵入してくるのも特徴です。とくにハクビシンは電線を伝ったり、わずかな隙間にも入り込んだりするので、いつの間にかお家に入り込む危険性もありますね。
アライグマやハクビシンが家屋に侵入すると、柱にキズを付けたり、感染症を媒介したりなど被害は甚大です。住み着いて糞尿が蓄積すると異臭だけでなく、そこから虫が湧くので非常に不衛生な状態になります。最悪の場合、天井板が腐敗してしまう……なんてことも起こりうるので、「屋根裏から大きな音がする」「変な臭いがする」などの異変を感じたら、すぐに対処しましょう。アライグマは外来生物法、ハクビシンは鳥獣保護法により捕獲には許可が必要なので、まずはお住まいの市区町村に問い合わせてください。ホームページで情報発信している自治体も多いので、事前に検索してみるのも良いでしょう。
庭木にも住む!? 発生したら手に負えない史上最強の小さな侵略者「アルゼンチンアリ」
庭をつくる、ということは当然“土”がありますよね。土があるところでよく見かけるのがアリです。アリは日本に生息するだけでも、約300種もいるんですよ。なかでも「アルゼンチンアリ」は“史上最強の小さな侵略者”として、さまざまなメディアで取り上げられています。被害は全国的ではないものの、恐ろしい勢いで生息範囲を広げている危険生物です。とうもろこしや果物などに直接被害を与えることもありますが、アブラムシなどの農業害虫と共生する点も厄介なんですね。アブラムシが分泌する蜜を貰う代わりに外敵から守ってあげるので、植物への被害が加速します。
アルゼンチンアリが恐れられるもうひとつの理由は、家屋への侵入です。キッチンなどに入り込み、食べ物にたかるだけでなく、就寝中に人体のうえを這ったり咬んだりするので、不快きわまりないんですね。まずはアリの進入路になりうる壁の隙間やひび割れたコンクリートを埋め、餌場や巣をつくらせないように庭木の剪定や除草もおこないましょう。アルゼンチンアリに限らず、アリの駆除に困ったら日本ペストコントロール協会の会員企業に相談してください。アリは種類によって駆除方法が異なり対処が難しいので、大量発生した場合はプロに任せたほうが安心ですよ。
肥料にハエ!? 家庭菜園ビギナー必見! 肥料選びのポイント
家庭菜園をするなら、オーガニックにこだわって栽培したいという方もいるでしょう。しかし、有機肥料のなかには、鶏糞や油かすなどハエが発生するものもあるんです。「イエバエ」や「ヒメイエバエ」などは、肥料の臭いに誘引されて飛来し、肥料に卵を産み付けて繁殖します。イエバエはお家周辺に出る大型のハエ、ヒメイエバエは体長5ミリほどの中型タイプです。ハエは汚いところを歩き回った後、食べ物に止まることで病原菌を媒介します。昔のように赤痢やコレラのような伝染病の被害は聞かなくなりましたが、O-157などの食中毒を招く恐れはあるので注意が必要です。庭でハエが発生したら、屋内にも入ってくる可能性が高いので、侵入されないためにもリスクを把握してから肥料を選びましょう。特別な栄養を与える目的がなければ、ハエが寄り付きにくい固形の化学肥料がオススメですね。
コップ1杯でも要注意!? 庭に溜めた水が蚊・ボウフラを生む
庭で作業していると腕がムズムズ……見ると蚊が止まっている! なんて経験はありませんか? 日本で最も多く見かけるのが通称「ヤブ蚊」、正式名称は「ヒトスジシマカ」です。ヒトスジシマカは吸血し、かゆみなどを引き起こすため不快な存在ですね。また、近年では「ネッタイシマカ」と言って、デング熱などのウイルスを媒介する蚊が危険視されています。デング熱は東南アジアなどの熱帯・亜熱帯地域で流行している感染症ですが、日本でもいつ感染が広まってもおかしくない状況です。蚊対策のひとつとして、庭の作業時は肌の露出を避け、長袖長ズボンを着用しましょう。
蚊は赤ちゃんやペットもターゲットにする非常に怖い生物です。地域によっては日本脳炎、ペットにはフィラリアなどを引き起こす病原菌を媒介します。かゆいだけでは済まされないわけですね。お家への侵入口は主に玄関や窓で、玄関扉に止まっているのに気付かず、そのまま開けてしまって蚊に侵入されるケースが多いようです。野外とつながっている扉や窓を開け締めすると、蚊は必ず入ってくると考えて対策しましょう。オススメはワンプッシュ式の殺虫剤。使い勝手が良いので、私は室内に蚊が入ったときは使っています。持続効果があり、医薬部外であることから室内でも安心して使えますよ。
また、蚊は水中に卵を産み付けて繁殖します。蚊の幼虫である「ボウフラ」は、たったコップ1杯の水でも大量発生するので、できる限り水がたまる場所をつくらないようにしましょう。空のバケツやプランター、空き瓶などが庭に放置され、水が溜まっている光景もよく見かけますが、蚊を繁殖させてしまうので要注意。蚊を発生させない、お家に入れないためには、日頃からの対策が大切です。
ハチは危険生物? それとも益虫!? 庭にやって来るハチとの付き合い方
庭にやってくる恐ろしい虫の代表格、ハチ。刺されると強烈な痛みをともなうので怖いですよね。しかし、本当に怖いのは刺された後のアナフィラキシーショックです。ハチの毒ではなく、刺されたことで過敏なアレルギー反応が起こり、最悪の場合は命が脅かされることも。ただし、ハチはむやみに攻撃してくるわけではありません。人間が攻撃してきたと思って反撃してくるんですね。なかにはクマバチのように温厚な性格のハチもいますし、自然界では重要な役割を担う側面もあります。毛虫やアオムシなどを捕食して植物を守ってくれるだけでなく、受粉も仲介してくれるんです。それでは庭にやってくる代表的なハチをいくつか解説しましょう。
もし庭で巣を見つけたら……最凶昆虫「スズメバチ」と「アシナガバチ」
ハチのなかで遭遇したくないのがスズメバチ類です。大型で攻撃性が高く、気付かずに巣に近づいたり、少しの振動でも加えたりすると集団で攻撃してきます。ハチの刺傷は1匹に刺されただけでもアナフィラキシーショックを起こす危険性があるので、防護服などの装備が用意できないのであれば駆除はプロに任せましょう。とくにスズメバチの巣を見つけたらすぐに依頼してください。
世界一危険なハチとして有名な「オオスズメバチ」は、土の中に巣をつくります。全国的に多く見られる「クロスズメバチ」も同様です。都市部に被害が多いと言われる「キイロスズメバチ」は庭木に営巣することも。庭の手入れ、作物の植え付けや収穫をする際は十分に気を付けましょう。
軒下や生け垣の中に営巣する「アシナガバチ」も要注意。攻撃性はスズメバチほどではありませんが、知らずに巣に触れると危険です。危険なハチかどうか見分けられない場合は、庭でブンブン飛び始めた時点でプロに相談すると良いですね。ハチの駆除も、日本ペストコントロール協会の会員企業が安心です。
保護が必要な「ミツバチ」
ハチのなかでも近年、保護を訴えられているのが「ミツバチ」です。生息数が減少し、自然界への影響が広がっています。農業でも作物の受粉ができずに、困った農家が養蜂場へ相談するケースもあるのだとか。ミツバチは体が丸く体毛があり、大きさは1センチほど。おとなしい性格で、攻撃しない限り襲ってくることはなく、屋根裏や床下など閉鎖的なところに巣をつくります。もし巣を見つけたら、保護のためにもまずは近くの養蜂場に相談してみましょう。無料で引き取ってくれるかもしれません。
汚い庭はゴキブリやシロアリを呼び寄せる!? 庭をきれいにするべき理由を解説
お家に住み着くゴキブリやシロアリは、どこからやってくると思いますか? それは屋外からです。庭や家屋の周りに餌となるものが放置されていると、当然ながら集まってきます。そのほかの虫も、お家のちょっとした隙間から侵入してくるんですね。なるべく庭に虫を寄せ付けないためには、虫たちの好物は置かず、できるだけ庭をキレイにするのが重要です。ここからは庭をキレイにするべき理由と、置いてはいけないNGアイテムについて解説しましょう。
段ボールを置くだけで数百匹にもなる!? 庭のゴキブリ対策
お家にやってくるゴキブリは主にクロゴキブリです。最もよく目にする、黒光りしたゴキブリですね。ゴキブリは病原菌を運ぶ衛生害虫ですが、最近ではほとんど被害が報告されておらず、どちらかと言うと不快害虫に分類されます。実はゴキブリって、お家の周りにたくさんいて、餌となるものがあったり、隠れ場所になる物陰が多かったりすると集まって来るんですよ。生ゴミはもちろん、庭で飼っているペットの餌も狙われます。隣家がゴミ屋敷、もしくは空き家である場合にも対策が必要ですね。
また、ゴキブリは植物質が大好き。タンスなど不要になった木製家具や自然素材の衣類、段ボールなどは庭に放置しないようにしましょう。とくに段ボールは庭だけでなく、ベランダに放置するだけで繁殖を促してしまいます。ものをしまっておくのに便利な段ボールですが、野外には置かないようにしてください。庭に引き寄せられたゴキブリたちは、やがて網戸や配管などのちょっとした隙間を通って屋内に入ってきます。一番多い侵入口は配管まわりなので、隙間があったらテープや樹脂粘土で埋めてください。
発泡スチロールの植木鉢はNG! シロアリがやってくる庭とは?
ゴキブリだけでなく、シロアリも野外からやってきますので、お家の周りに好物を置かないことが対策となります。シロアリの好物と言えば“木”、壊れた木製家具のゴミや廃材などは庭に置かないようにしましょう。木だけでなく、発泡スチロールや断熱材に使われる発泡ウレタンも好むので、それらが庭に放置されていないかも確認してください。発泡スチロールの容器で家庭菜園する方もいるようですが、シロアリ対策の観点からはオススメできません。ちなみにシロアリが発生しやすい土地は、低地や水はけが悪い場所です。カビが生えやすく、乾燥した場所と比べると薬剤を散布していてもシロアリが発生しやすいので、条件に当てはまる土地に住む方はとくに気を付けてくださいね。
気温が下がる冬にはシロアリの活動が低下するのですが、冬眠はしません。冬眠しないということは、屋内が温かければ活動してしまいます。また、4月になるとシロアリの羽アリが盛んに飛び始めますので、異変に気付いたらすぐ専門業者に連絡しましょう。シロアリは個人で駆除しようとすると被害が広がってしまうケースもあるので、プロに任せたほうが安心です。どのような業種もそうですが、個人で業者に依頼する場合は慎重に。まずはマイホーム建築を依頼したハウスメーカーや不動産屋に相談してください。インターネットで調べるのであれば「安い」に惑わされず、業者の規模や「日本しろあり対策協会」に加盟する企業から選びましょう。
庭に植えると厄介な虫を呼ぶ樹種&シンボルツリーや生け垣にオススメな樹種3選
一戸建てマイホームの庭では、生け垣やシンボルツリーとして木を植える方が多いのではないでしょうか。何を植えるかによって、やって来る虫が変わるので、植える前に特徴を知ることが大切ですね。地植えすると撤去するときに大変な労力と費用がかかりますから、見た目だけでなく総合的に決めるのが良いと思います。
サザンカやツバキは生け垣としてよく使われますが、毒蛾の一種「チャドクガ」がやって来ます。チャドクガの幼虫に触れると、皮膚に紅斑や痒みの症状が出るので要注意。生け垣に使用される木にはサンゴジュというものもあり、枝葉に水分が多いので、防火樹として重宝されています。しかし、サンゴジュに付くハムシは葉を穴だらけにしてしまうんですね。人体には無害ですが見栄えが悪くなるので、こまめに庭の手入れができない場合はあまりオススメできません。
一方で、害虫が出にくいのはクロガネモチとカイヅカイブキです。クロガネモチは、“苦労がなく金持ち”の木として縁起が良いと人気です。秋から冬にかけて赤い実を付けるので、庭をキレイに彩ってくれますよ。カイヅカイブキは見た目が巻き貝に似ていて、生け垣に使われる樹種です。丈夫で害虫に強いので、育てやすいと思います。
また、シンボルツリーとして人気のオリーブも虫が付きにくい木ですね。オリーブの葉や実には、多くの虫が嫌う成分が含まれているんですよ。もちろんすべての虫に通用するわけではありませんが、なるべく害虫を避けたいのであればオススメです。
ガーデニングに家庭菜園……庭の害獣・害虫対策 まとめ
家庭菜園やガーデニングを始めると、必ず動物や虫がやってきます。人間にとって害のあるものばかりではありませんが、不快に感じるだけでも害獣や害虫に分類されてしまうんですね。最近とくに虫嫌いなお子様が増えたようにも感じます。庭をつくるということは、自然と共存するということ。その観点からも庭づくりを楽しみましょう。もちろん、アライグマやスズメバチ、シロアリなど、駆除しないと危険な生物に関しては、見つけたら速やかに自治体や駆除業者に相談してくださいね。
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