住宅のプロ直伝! VR住宅内覧で効率よくマイホーム計画を進める方法とは?

最近ではVR(バーチャル・リアリティー)を使って住宅を内覧できるサービスが増えています。MY HOME MARKETでもバーチャル上で規格(企画)住宅を内覧できるサービス「VRタウン」を提供していますが、住宅の専門家はVR住宅内覧にどのようなご意見をお持ちなのでしょうか。住生活ジャーナリストの田中直輝さんに伺いました。

住生活ジャーナリスト 田中直輝のプロフィール
田中直輝 プロフィール

住生活ジャーナリスト
昭和45年(1970)、福岡県生まれ。早稲田大学教育学部を卒業。約10年間にわたって住宅業界専門紙に勤務。主に大手ハウスメーカーを担当、取材活動を行う。その後、独立し、現在は東洋経済オンライン、オールアバウトなどで執筆している。

住生活ジャーナリストの田中直輝です。VR住宅内覧は、特にマイホーム計画の初期段階の方にとって活用をお勧めしたいサービスです。今回は私が考えるVR内覧のメリットと、VR内覧ではできないことを解説します。これらを理解することで、マイホーム計画をより効率よく、スムーズに進めることができるでしょう。

プロが考えるVR住宅内覧のメリットとは⁉︎

プロが考えるVR住宅内覧のメリット

自分のペースでマイホームを検討できる

プロが考えるVR住宅内覧のメリット 自分のペースでマイホームを検討できる

VR住宅内覧のメリットとして、まずあげられるのが敷居の低さです。仕事や育児が忙しく、なかなか住宅展示場に行く時間が取れないという方でも、VR内覧であれば、自宅にいながらマイホーム計画を進めることができます。また、計画の初期段階では、ハウスメーカーの営業マンとのやり取りを面倒くさく感じてしまうこともあるでしょう。その点、VR内覧ならば自分のペースで検討できるので、変に気疲れしてしまうこともありません。

営業マンとのコミュニケーションを円滑に進める準備につながる

プロが考えるVR住宅内覧のメリット 営業マンとのコミュニケーションが円滑になる

一方で、VR住宅内覧を利用することで、ハウスメーカーの営業マンとの打ち合わせがスムーズになります。例えば、具体的なマイホームについてのイメージがないまま住宅展示場に訪れた場合を想像してみてください。営業マンに「どんなお家をご希望ですか」と質問を受けても、イメージがまだ固まっていなければ、十分な返答ができない場合が考えられます。もちろん、実棟を見ながらマイホームのイメージを固めるのもありなのですが、事前にVR住宅内覧を行うことでざっくりとしたイメージを持つことができ、展示場などでより内容の深い話を営業マンと行うことにつなげられます。

複数の住宅を短時間で内覧できる

VR住宅内覧であれば複数の住宅を気軽に切り替えて内覧することができます。スマホやパソコンさえあれば、さまざまなハウスメーカーのお家を効率よく見比べることができるので、マイホームに取り入れたいインテリアや間取りのイメージをスムーズに収集することが可能です。

今なら新型コロナウイルス対策にも

昨今、猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響で、外出を控えている方は多いでしょう。こういった状況が長く続くのであれば、自宅にいながらマイホームを検討できるという点が、VR住宅内覧の最大のメリットとなるかもしれません。

MY HOME MARKETのVR内覧についての印象

MY HOME MARKETのVR内覧

MY HOME MARKETの「VRタウン」は内外観ともに、上下左右、自由に向きを変えることができて、VRもリアルなので、実際のモデルハウスを内覧しているような感覚を味わえますね。住宅展示場やモデルハウスへ足を運ぶことに敷居の高さを感じる、住宅購入を考えはじめたばかりの方にとっては、使いやすいサービスと言えるでしょう。なかでも、価格シミュレーション機能は便利ですね。オプションとして導入したい外壁や水回り設備などの費用を含めた価格を算出できるので、他社との比較や実際の住宅取得においてのイメージがより明確になります。

VR住宅内覧ではできないことは?

住宅展示場でしかできないこと

VR内覧というサービスが登場したことで、自宅で気になるハウスメーカーの住宅をバーチャル上で内覧することができるようになりました。しかし、実際に住宅の内覧や見学ができる場所に行かなければ見えてこないポイントがあることも事実です。この項目では住宅展示場、現場見学会、内覧会に訪れなければ分からない、マイホーム計画を進める上で大切なポイントについてご紹介していきます。

住宅展示場では営業マンとの会話で自分のこだわりを再認識できる

住宅展示場では常駐するハウスメーカーの営業マンから、さまざまな住宅についての情報を聞くことができます。なかには営業マンとのコミュニケーションを億劫に感じてしまうという方もいらっしゃるかと思いますが、住宅について一定の知識を持つ営業マンとのやりとりが、自分でも気づくことのできなかったマイホームで大事にしたいポイントを明確にしてくれることもあるのです。VR住宅内覧で気になるハウスメーカーが見つかったら、まずは近場にあるそのハウスメーカーの住宅展示場やモデルハウスに足を運んでみるのもいいでしょう。

現場見学会ではハウスメーカーの雰囲気がわかる

現場見学会ではハウスメーカーの雰囲気がわかる

現場見学会は施工を行うハウスメーカーの雰囲気を確かめられる絶好の機会です。実際に作業現場に足を運ぶことで、VR住宅内覧だけでは見えてこない、そこで働く“人”の様子を確かめることができます。ちなみに私が現場見学会に行く場合、作業員はしっかりとヘルメットを着用しているか、挨拶をしてくれるか、きれいな現場であるかなどをチェックします。末長く暮らすマイホームの施工を依頼できるハウスメーカーかどうか見極めるため、安全や安心に配慮した作業を行なっているか確認しておきましょう。

内覧会ではリアルな生活をイメージできる

内覧会ではリアルな生活をイメージできる

内覧会では実際に住むことを前提とした住宅を見ることができるので、より自分たちの暮らしをリアルにイメージしながらマイホーム計画を進めることができます。VR住宅内覧でも、お家の間取りや雰囲気を確かめることはできますが、床や壁などの手触りや素材感、階段の勾配などについては十分に理解することはできません。そのお家がどのような点を意識して施工されているのか、営業マンに確認しながら、実際に五感で確認するようにしてください。

VR住宅内覧で効率よくマイホーム計画を進める方法 まとめ

VR住宅内覧はマイホーム計画を立てはじめたばかりの方が、新居のイメージを膨らませるのに最適なサービスと言えます。一方、どんなに技術が発達しても、リアルでないと確認できないことは確かにあるので、バーチャルとリアルをうまく使い分けて、計画を進めることを意識しましょう。

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