新築一戸建て住宅のベランダに水栓は設置すべき?メリットやデメリットを解説

これから一戸建て住宅を新築予定の方のなかには、ベランダでは洗濯物を干すだけでなく「ガーデニングを楽しみたい」「家具を置いてくつろぎたい」「子どもの遊び場にしたい」など、さまざまな用途で活用を考えている方もいるのではないでしょうか。そんなときにあると便利なのが、ベランダ専用の水栓です。ただし、水栓を設置することで多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。この記事では一戸建て住宅のベランダに水栓を設ける際のポイントを解説します。

目次
1.新築一戸建て住宅のベランダに水栓を設けるメリット
2.新築一戸建て住宅のベランダに水栓を設けるデメリット
3.新築一戸建て住宅のベランダに水栓を設ける際のポイント
4.ベランダの水栓 まとめ

新築一戸建て住宅のベランダに水栓を設けるメリット

一戸建て住宅の新築時、ベランダに水栓を設けることで、さまざまなメリットがあります。どのような特徴があるのか、ひとつずつ見ていきましょう。

ベランダに水栓を設けるメリット1―掃除に活用できる

ベランダに水栓を設けるメリット1―掃除に活用できる

ベランダは外に面しているため、雨や風にさらされています。土ぼこりや砂ぼこり、枯葉や鳥の糞、蜘蛛の巣や洗濯くずなどいろいろなもので汚れやすい場所です。湿った状態が続くと、ベランダの床や壁に苔が生えてしまうこともあります。道路沿いの場合は排気ガスの影響で黒く汚れてしまうこともありますので、家のメンテナンスの一つとして、ベランダも掃除をする必要があります。できれば汚れが落ちづらくなる前に、こまめに掃除したいですね。水栓があれば、水をかけながらブラシでこすり洗いできますし、雑巾がけの際もバケツの持ち運びがありませんので、ベランダ掃除が格段にラクになります。手すりや物干し竿の拭き掃除などにも便利です。

ベランダに水栓を設けるメリット2―植木の水やりに便利

ベランダに水栓を設けるメリット2―植木の水やりに便利

「ベランダをグリーンでいっぱいにしたい」「家庭菜園に挑戦したい」など、ガーデニングを予定している方であれば、水やりのために是非、ベランダに水栓を設置したいところです。土いじりの後に手洗いをするにも重宝するでしょう。
蛇口にホースを取り付けたい場合、蛇口の先端の形状によっては接続部品(ニップル)を設置できないことがありますので、事前に確認しておきましょう。

ベランダに水栓を設けるメリット3―アウトドアや子どもの水遊びに活用できる

ベランダに水栓を設けるメリット3―アウトドアや子どもの水遊びに活用できる

ベランダでアウトドアの雰囲気を楽しむ「ベランピング」に挑戦したい方や、お出かけを控えたい日に子どもをベランダで遊ばせたい方もいるでしょう。熱中症が気になる夏も、ベランダがあれば、ビニールプールを出して気軽に水遊びができます。
そうしたときに水栓があれば、キャンプ飯を作ったり、お茶を淹れたり、バケツに水を入れて簡単な洗い物もできます。もちろん、ビニールプールに水を入れる際にも活躍します。

新築一戸建て住宅のベランダに水栓を設けるデメリット

あるとさまざまなシーンで便利なベランダの水栓ですが、デメリットもあります。しっかりとチェックしたうえで、設置しても問題がないかどうか判断してください。

ベランダに水栓を設けるデメリット1―設置するための費用がかかる

ベランダに水栓を設けるデメリット1―設置するための費用がかかる

ベランダに水栓を設置するには費用がかかります。設置しやすい方法は外壁に配管を通す方法ですが、外観の見栄えを意識するのであれば内部に配管を通す「隠避配管」にしたいところです。隠避配管の場合、外に露出させる場合と比べて施工費用が上がることに注意が必要です。
新築時でなく後付けでベランダに水栓を設置する場合は、大がかりな工事になることを避けるため、基本的には露出配管を選択することになります。「ベランダに水栓を設置することに興味があるものの、まだ決断できない」という場合は、新築時にベランダまで水道管を通しておくことで、水栓を後付けしたくなったとき、最小限の工事と費用で設置でき、隠避配管にすることができます。

ベランダに水栓を設けるデメリット2―水漏れのリスクがある

ベランダに水栓を設けるデメリット2―水漏れのリスクがある

ベランダに限らず、水栓を設置する場合、どれだけ注意深く施工しても水漏れのリスクはゼロではありません。使用頻度の高さを考えれば、むしろ室内の水栓の方がリスクは高いかもしれません。ただし、壁に直接設置するタイプの水栓の場合、使用する際に外壁へ水が飛び散りやすく、周辺の汚れや劣化が早くなりやすいので注意が必要です。施工時に防水処理をしっかりとおこない、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

ベランダに水栓を設けるデメリット3― 寒冷地では破裂する恐れがある

ベランダに水栓を設けるデメリット3― 寒冷地では破裂する恐れがある

水は凍ると体積が増える性質があるので、寒冷地で水道管の内部の水が凍結してしまった場合、水道管を内側から圧迫し、破裂してしまうことがあります。また、経年劣化や地震による強い衝撃が原因となって破裂してしまう可能性もあります。水抜き機能を完備した水栓を設置するなど対策をするとともに、定期的なメンテナンスをおこない劣化を防ぎましょう。

新築一戸建て住宅のベランダに水栓を設ける際のポイント

一戸建て住宅のベランダに水栓を設置するのであれば、新築のタイミングがスムーズですし、費用負担も少なくおすすめです。水栓を設置するのであれば、事前にポイントを確認しておきましょう。

ベランダに設置する水栓の種類は?

ベランダに設置する水栓の種類は?

水栓は大まかに、単水栓と混合水栓に分類できます。単水栓は一つの蛇口からお湯または水のどちらかのみが出るもので、混合水栓は一つの蛇口からお湯と水の両方が出るものです。一般的に、ベランダに設置することが多いのはシンプルな単水栓で、水だけが出るものです。お湯を出すことはできませんが、掃除や水やりに使用するのであれば十分でしょう。単水栓にはさまざまな種類があり、主に吐水口(スパウト)が動かない「横水栓」や吐水パイプが長めで水平方向に動く「自在水栓」、散水ホースを設置するための「立水栓」などがあります。ベランダには、吐水口の向きを変えることができる学校などでよく見かけるベーシックな「万能ホーム水栓」、もしくはホースを取り付ける前提であれば、ホースの接続部品を取り付けやすい「立水栓」がおすすめです。お湯と水の両方を同時に使いたいなどの用途に合わせて使用したいのであれば、二つの蛇口を使い分けできる「双口水栓」も検討してみましょう。

水栓のみとシンク付き、どちらを選ぶ?

水栓のみとシンク付き、どちらを選ぶ?

ベランダに水栓を設置する場合、水栓を単体で設置する方法の他に、シンク付きの水栓を設置することもできます。シンクがあれば、汚れたものを漬け置きで洗ったり、家庭菜園で収穫した野菜をサッと水洗いしたり、掃除をするときにはバケツ代わりにもなります。シンクがあると便利ですが、水栓単体の場合よりも設置スペースと費用が必要となります。設置が可能かどうか、事前に確認しましょう。

ベランダの水栓 まとめ

ガーデニングを楽しんだり、家具を置いてくつろいだり、子どもを見守りながら遊ばせるにも最適なベランダ。水栓を設置することでベランダをより活用しやすくなり、毎日の暮らしを充実させることができます。一戸建て住宅の新築時にベランダに水栓を設置しようか迷っている方もいると思いますが、後から設置するとなると大がかりな工事が必要になり、その分だけ費用もかさみます。ベランダで水を使う可能性がある方は、水栓の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

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住宅ライター 斎藤 若菜
住宅ライター 斎藤 若菜

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。
住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。
リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。

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