令和の習い事事情 掛け持ちはどのくらい? 費用や送迎は?

子どもの好きなことや可能性を広げたいという親心から、習い事を考えられている方も多いでしょう。しかし、共働きが増えている昨今、習い事の数が多くなるほど、費用はもちろんのこと送迎や自宅での練習など親の負担は増えてしまうもの。他の家庭では子どもの習い事についてどうしているのか、何をどのくらい習っていて送迎は誰がしているかなど、気になりますよね。マイホームマーケットでは0〜18歳の子どもを持つ保護者を対象に、習い事に関するアンケートを実施。送迎や費用、どんな習い事をしているのか、いくつ掛け持ちしているかなどを聞いてみました。

令和時代の子どもは2つ以上掛け持ちしている!? 習い事の実態調査2022

令和時代の子どもは2つ以上掛け持ちしている!? 習い事の実態調査2022

習い事をしているかどうかの設問では、約8割が習い事を「している」と回答。さらにそのなかで掛け持ちしているのは、なんと全体の78.2%、多くの子どもが2つ以上の習い事をしていることがわかりました。では、一体習い事の掛け持ち数はどのくらいなのでしょうか?

子どもの習い事は「2つ」が多い結果となった

全体では、習い事「2つ」が33.6%、「3つ」が25.2%、「1つ」が21.9%の順に多く、男女別でも割合の差はあるものの、同様の順になりました。 次に、回答の多かった1つ〜3つまでの習い事について詳しく見ていきましょう。まずは、掛け持ちをせずに習い事を1つだけしているケースです。

子どもの習い事を1つ選ぶなら? 1位は「公文・学習塾・幼児教室」

習い事「1つ」の子どもは何を習っている?:全体(複数回答)

順位 習い事:全体 割合
1位 公文・学習塾・幼児教室 28.8%
2位 スイミング 15.4%
3位 体操・新体操 11.5%

習い事「1つ」の子どもは何を習っている?:男の子(複数回答)

順位 習い事:男の子 割合
1位 公文・学習塾・幼児教室 38.1%
2位 武道・格闘技 14.3%
3位 スイミング
体操・新体操
サッカー
9.5%

習い事「1つ」の子どもは何を習っている?:女の子(複数回答)

順位 習い事:女の子 割合
1位 公文・学習塾・幼児教室 22.6%
2位 スイミング 19.4%
3位 体操・新体操
ピアノ
12.9%

習い事が1つの場合は、「公文・学習塾・幼児教室」に通っている子どもが多く、全体の28.8%を占める結果に。参考までに別のアンケートで進路に役立った習い事を聞いたところ、最も多かったのが「公文・学習塾・幼児教室」で34.7%でした。また、仕事に役立った習い事で「公文・学習塾・幼児教室」が1位となっていました。このことから、親は自身の経験を踏まえて子どもに通わせている方が多いかもしれません。

社会人に聞いた「子ども時代にやっててよかった」習い事は? はコチラ

2つ掛け持ちの場合に人気の習い事でも1位は「公文・学習塾・幼児教室」

習い事「2つ」の子どもは何を習っている?:全体(複数回答)

順位 習い事:全体 割合
1位 公文・学習塾・幼児教室 40.5%
2位 スイミング 29.1%
3位 体操・新体操 25.3%

習い事「2つ」の子どもは何を習っている?:男の子(複数回答)

順位 習い事:男の子 割合
1位 公文・学習塾・幼児教室 37.2%
2位 武道・格闘技 30.2%
3位 英語・英会話 23.3%

習い事「2つ」の子どもは何を習っている?:女の子(複数回答)

順位 習い事:女の子 割合
1位 公文・学習塾・幼児教室 44.4%
2位 ピアノ 30.6%
3位 スイミング 27.8%

続いて、2つ掛け持ちしている場合はどんな習い事が人気なのでしょうか。こちらも「公文・学習塾・幼児教室」が1位となりました。性別関係なく、2つのうち1つは学習系に通うケースが多いようです。2位以下は男女でばらつきが見られますが、全体で見ると「スイミング」が29.1%で2位、「体操・新体操」が25.3%で3位と、学習系にプラスして運動系を選択している傾向が見えてきます。

習い事を3つ掛け持ちするなら? 1位は「スイミング」

習い事「3つ」の子どもは何を習っている?:全体(複数回答)

順位 習い事:全体 割合
1位 スイミング 52.5%
2位 ピアノ 49.2%
3位 公文・学習塾・幼児教室 37.7%

習い事「3つ」の子どもは何を習っている?:男の子(複数回答)

順位 習い事:男の子 割合
1位 スイミング 65.5%
2位 公文・学習塾・幼児教室 44.8%
3位 英語・英会話 37.9%

習い事「3つ」の子どもは何を習っている?:女の子(複数回答)

順位 習い事:女の子 割合
1位 ピアノ 75.0%
2位 バレエ・ダンス 46.9%
3位 スイミング 40.6%

習い事を3つ掛け持ちしているケースだと、少し傾向が異なるようです。全体と男の子1位が「スイミング」、女の子1位は「ピアノ」という結果になりました。気になるのは女の子の場合、学習系がランク外ということ。上位の「ピアノ」「バレエ・ダンス」「スイミング」に共通するのは、立ち居振る舞いや正しい姿勢をキープする筋力など、総じて美しい所作が身に付く点でしょうか。習い事3つになると、性別で違いが見えてきますね。

子どもの習い事を選ぶ理由やきっかけは?

自習が難しい/成績向上のため(公文・学習塾・幼児教室)
体力向上のため(スポーツ系共通)
集団でのコミュニケーション力向上のため(サッカー、野球)
溺れないように/コロナ禍で学校の水泳授業が中止になった(スイミング)
幼児期に身体バランスが優れていると感じたから(体操・新体操)
自律心育成、礼儀作法を学ばせるため(武道・格闘技)
集中力、礼儀作法などの習得のため(書道・習字)
手先を動かすことによる脳の発達を促すため/親がやっている(ピアノ)
大人になったら必要と思われるスキルのうち、大人になると習得になかなか時間が取れないものを選んだ/将来に備えて(英語・英会話)

「公文・学習塾・幼児教室」を選ぶ理由として、0〜6歳の幼児では兄弟・姉妹が習っていたから、小学生以上では授業についていくためや、学習習慣の獲得、中学受験に向けてという声が多く見られました。本人が通ってみたいと希望することもあるようですが、なかなか自宅での勉強が習慣付かず、親御さんが必要性を感じたケースが目立つ結果に。また、スポーツ系を選択している場合に共通するのは集中力・体力向上のためで、幼いうちからしっかりと基礎体力をつけ、健康に育ってほしいといった想いがあるようです。また、コロナ禍で学校行事が中止・縮小するなか、同世代と体を動かしたり仲間をつくる時間を用意したかったりといった声もありました。何か1つ好きなもの、興味のあるものに出会ってほしいとか、子どもに特別な素質を感じ、伸ばそうと期待する声も。ほとんどの方がまずは体験に参加され、子どもが楽しんでいたら始めているようです。

そのほか、「平日の夜や休日に習い事は難しいので、幼稚園の預かり保育時間内での教室を利用している」や「地理的な問題により子どもが通える範囲で選択している」「学童の利用ができなくなる高学年時に放課後習い事に行かせたい」「友達がバレエ講師をしている」など親目線の理由も。学習系やスポーツ系、芸術系など分野だけでなく、通いやすさも踏まえて選んでいることがわかります。

ここまで、0〜18歳の子どもを年齢問わず見てきましたが、年齢によって習い事の数に違いはあるのでしょうか。もう少し掘り下げて見ていきましょう。

子どもはいくつ掛け持ちしている? 年齢層別の習い事調査

年齢別習い事の数(複数回答)

0~6歳 7~9歳 10~12歳 13歳以上
1つ 31.2% 10.8% 25.0% 22.9%
2つ 25.0% 23.0% 34.6% 58.3%
3つ 26.6% 31.0% 28.9% 12.5%
4つ 15.6% 17.6% 7.7% 2.1%

0〜6歳を幼児、7〜9歳を小学校低学年、10〜12歳を小学校高学年、13歳以上を中学生以上として、習い事の数を比較してみました。

子どもはいくつ掛け持ちしている? 年齢層別の習い事調査

幼児は「1つ」の割合が31.2%と一番多く、男女ともに5歳ごろから掛け持ちする子が増える傾向にあるようです。7〜9歳は小学校に上がり、学力や体力などの基礎を形成する時期なこともあってか、9割近い子どもが2つ以上の習い事をしているという結果に。なかには、なんと「8つ」も習い事をしているケースがありました。9歳以下はまだ適性がわかりづらい時期でもあるため、まずは多くのことを経験してもらい、自分の長所や好きなことを知ってほしい、ということなのかもしれませんね。

10〜12歳の小学校高学年は、中学受験を控える子どもも増えてくるころ。そのためか、10歳以上からは習い事の掛け持ち数が低学年に比べて減っています。自分の適性がわかり始めたからこそ、習い事の数を絞ることができた、という見方もできるかもしれませんね。一方で、13歳以上になると掛け持ち数「2つ」が58.3%と過半数を超えており、新規で「公文・学習塾」を習い始める子どもが増加傾向に。3つ以上の習い事をしている割合が各年齢層で最も少なくなるのは、中学生になると部活動が始まることも影響していそうです。

年齢層別・習い事の数(男の子)
年齢層別・習い事の数(女の子)

男女別でデータを見ると、12歳までは男の子のほうが掛け持ちをしている割合が多いという結果に。一方で、13歳以上になると女の子のほうが多くなり、男の子が「3つ」までなのに対して、女の子は「6つ」と最大で倍の差があります。

週に何日通っている? 子どもの習い事事情

週に何日通っている? 子どもの習い事事情

掛け持ちするとスケジュールがいっぱいになりそうな印象を受けますが、今の子どもは週に何日、習い事をしているのでしょうか? 「習い事のない曜日はありますか?」と質問したところ、「週4日以上」が52.5%という結果になりました。「週により変わる」は、隔週や月1回などの習い事をしているのでしょう。少数ですが習い事をしていない曜日は「ない」との回答も。

一方で、週の半分以上も習い事をしている子どもが4割ほどいることがわかります。それほど複数の習い事をさせるには、送迎の負担もさることながら、費用もかかりそうですね。次は、子どもの習い事の費用に関するアンケート結果を見てみましょう。

習い事でかかる費用はどのくらい? 半数以上が1〜3万円

習い事でかかる費用はどのくらい? 半数以上が1〜3万円

1ヵ月ごとの費用について尋ねたところ、半数以上が「1〜3万円」、次いで「3〜5万円」が21.9%という結果に。掛け持ちしている数と合わせて見てみると、習い事1つあたり5000円〜1万円くらいであることが推測できます。習い事によっては高額のものがあるので一概には言えませんが、目安にはなると思います。また、かかる費用は月謝だけとは限りません。音楽系なら楽器、スポーツ系ではユニフォームやラケットなど、習い事に合わせてさまざまな道具が必要になるでしょう。発表会や試合・審査がある習い事なら、さらにお金がかかることも。アンケートでは費用に関する悩みも伺っていますので、いくつかご紹介します。

子どもの習い事費用に関する悩み

子どもの習い事費用に関する悩み

月謝が高い
習い事を増やせば、それだけコストがかかる
かかる費用が事前にわからず、請求書を見て驚いた
もう少し塾の受講日を増やしたいが、費用面が難しい
学習塾にとんでもなくお金がかかる
月謝が現金で面倒

習い事の費用に関する悩みは、とくに月5万円以上かかっているご家庭に多いようです。月謝が家計を圧迫してしまい、もっと習い事をさせたいけれどこれ以上は難しいとの声も見られました。事前に費用がわからず、習い始めてから請求書を見てびっくりしたという方も。月謝以外にどのくらい必要なのかがわからなかったそうです。また、月謝が現金支払いの習い事もまだまだ多いようで、電子マネーに慣れるとお釣りが出ないように支払うことなども億劫に感じるかもしれません。お金に関わることは確認しづらいものですが、親にとっては重大なポイントですし、できる限り明確にしたいですね。悩みといえば、もう1つ「送迎」に関しても多くの声が寄せられました。

子どもの送迎は誰がしている? およそ7割が母親

子どもの送迎は誰がしている? およそ7割が母親
※複数回答

習い事の送迎を誰がしているのか調査したところ、「母親」が66.8%と最多でした。続いて「父親」が43.3%、「送迎していない」が32.4%という結果に。基本的には母親が送迎し、掛け持ちしている日には父親や祖父母、親族などで連携しているご家庭も見受けらました。また、シッターなどの外部委託を利用されているケースも。では、送迎に関する悩みを具体的に見ていきましょう。

送迎は悩みの種?

送迎は悩みの種?

習い事が近所でない場合は送迎が必要になり負担
平日は仕事のため送迎が難しいので、土日しか習い事をさせてあげられない
送迎してくれる習い事もあるが、利用すると高額になる
ひとりで通っているが、夜の帰り道が心配
姉妹の習い事が重なった場合の送迎が大変

近所に通っている場合や学童から通うパターンなど、送迎をしていない親御さんもいましたが、やはり送り迎えは悩みの種。送迎が負担となるため、平日や遠方の習い事に通わせてあげられないという声が見受けられました。送迎サービス付きの習い事もあるようですが、利用したくても費用が高額で難しいといった声も。また、夜間や悪天候時のみ送迎している親御さんもいるようです。

習い事に関する他の悩み

コロナで見学ができなくないことが多く様子がわからない
幼児向けの習い事は、幼稚園児前提の午後の早い時間(15:00までの開始)の設定が多く、共働きでは難しい
土日の習い事は大体埋まっていて習えない、どこにどんな習い事があるか分からない
親が忙しくなると宿題などの管理が行き届かない
共働きなので、見学に行くことができない
一緒に練習してあげることができない
振替スケジュールを組むのがたいへん
週末に遊ぶ時間が無くなる
習い事が良かったのか、悪かったのか後にならないとわからない。事前に性格、特性に合わせて習い事の正しい選択ができると良いですね
時々気分が乗らないのか、行くのを渋ることがある。(ただし習い事自体は好きで、やめたいわけではない)
習い事のための時間確保。宿題その他学習時間や日々の課題とのバランス
習い事をいつまでに何をやらせるか夫婦間で目標が合わない
ある意味、子供のころからの流れで、惰性で続けているところもあるかもしれない。本当に興味を持つものが何なのか、その探し方や見極め方法など

大変だけどやってよかった子どもの習い事

大変だけどやってよかった子どもの習い事

水を怖がっていたのに泳げるようになった(スイミング)
少しずつ理解できるようになった(英語・英会話、公文・学習塾・幼児教室)
自発的に行動するようになった(プログラミング)
人前で表現することの楽しさを知った(ピアノ)

大変だけどやってよかった子どもの習い事

費用や送迎など、親御さんの負担も大きいお子様の習い事ですが、「させてよかったと思いますか?」の問いにはなんと83.1%もの方が「よかった」と回答。そのほとんどが苦手を克服できたり、性格的にポジティブになったりと、子どものプラスになったからとの理由でした。成功体験を積み重ねることで自信となり、お家でも生き生きとする子どもの様子から、習い事をさせてよかったと感じている方が多いようです。お子様の糧になっていると実感できると、親御さんの苦労も吹き飛びますね。

令和の習い事事情 まとめ

令和の習い事事情を見てみると、意外なほど掛け持ちしているケースが多く、費用や送迎などに頭を悩ませながらも、お子様を想ってサポートしているご家庭がたくさんあるとわかりました。お子様の将来のために可能性を広げてほしいと願うのは、どの親御さんも同じ。この結果を参考に、ぜひお子様の習い事を検討してみてくださいね。

【調査詳細】
調査地域 :全国
回答者  :18歳以下の子どもを養育している保護者
調査方法 :インターネットによるオンライン・アンケート
有効回答数:298(男児:111、女児:127 )
調査時期 :2022年5月30日~6月7日

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