マイホームを検討するにあたり、間取りや必要な設備、デザイン、そして費用など、様々な観点から考えて決断しなければなりません。いずれにしても、最終的に考えなければならないのは「どんな暮らしがしたいか」ではないでしょうか。 家の居住性能や家事や育児がしやすい環境などはもちろんですが、プライベートな空間だからこそ趣味のための時間も大切にしたいところです。毎日をより楽しくするために、趣味を楽しめる空間について考えてみましょう。
家の中と外を繋ぐビルトインガレージ
ドライブや愛車のメンテナンスが趣味の方は、現在でも多いのではないでしょうか。ビルトインガレージがあれば、雨の日も濡れずに乗り降りできる駐車場としてはもちろんのこと、愛車のメンテナンスを行うスペースとしても重宝します。隣接する居室との間を大きなガラス窓とすれば、いつでも愛車をインテリアのように眺めながら過ごすことも可能です。
ビルトインガレージには、工具などをしまう収納スペースを確保しておきましょう。合わせて、シャッターや照明は全自動のタイプを選ぶと便利です。また、家の中と外を繋ぐ空間となるため通常は空調を設けませんが、ガレージで過ごす時間が長くなりそうであれば導入を検討しましょう。
多目的な趣味スペースとして活用できる「土間」
ビルトインガレージほどの広さがなくても、玄関に土間を設ければ多目的に利用できるスペースとなります。自転車やバイクを収納しメンテナンスをするのに最適ですし、アウトドアが好きであればキャンプ用品やサーフィングッズおよび釣り道具などをしまい、手入れをするスペースにするのも良いでしょう。土足エリアである土間は、床が汚れても水洗いしやすく水に濡れたサーフボードやウェットスーツを扱うにも、散歩帰りの愛犬のグルーミングをするにも、鉢植えを並べてグリーンライフを楽しむにも最適です。
迫力の画面と音響。ホームシアターがある暮らし
「ホームシアター」があれば、自宅にいながら迫力の画面と音を満喫できます。最近は動画配信サービスが普及し、お気に入りの映画やドラマ、さらにスポーツ観戦など、より気軽に楽しめるようになりました。映画や音楽の鑑賞が趣味であれば、家を建てるタイミングに合わせて環境をととのえてみてはいかがでしょうか。
まずはホームシアターをどこに設置するかを考えます。リビングもしくは専用のスペースを設けるケースが多いようですが、意外とおすすめできるのが寝室です。作品をベッドで寝ころびながら鑑賞できますし、映像を鑑賞するときはできる限り外部の光を遮りたいという観点からも寝室をホームシアターとすることは理に適っています。
また、ホームシアターシステムをすっきりと設置したければ、配線を壁内天井裏に隠す「隠蔽配線」と埋め込みスピーカーを採用し、プロジェクタースクリーンも天井に埋め込みたいところです。
さらにこだわるのであれば、音響効果や遮音性能を高めるための防音工事も検討しましょう。天井や壁、床、ドア、サッシの防音性能を高めることで、外部への音漏れを気にせず音響効果を享受できます。
しまうだけの収納から「見せる収納」へ
「子どもの頃からミニカーを集め続けている」「本に囲まれている時間が幸せ」「コレクションしているお酒で晩酌するのがささやかな楽しみ」など、何かを収集しているという方も多いでしょう。コレクション棚や本棚およびバーカウンターの設置は置き家具でも実現できますが、これから家を建てるのであればスペースに合った色やサイズと用途の造作家具を選ぶことで一体感のある空間を演出できます。
しまうというより「ディスプレイする」感覚
コレクションしている小物を飾るのであれば、飾る物の量に合わせたスペースを設けましょう。「気に入った物をいくつか」ということであればニッチ(壁の一部をへこませた飾り棚)を、小さな物や壊れやすい物であればショーケースのような収納がおすすめです。
蔵書をたくさんお持ちであれば、壁面を埋め尽くすような本棚を設けてライブラリースペースとして活用しましょう。読書に集中できる椅子とテーブルがあれば、より快適なひとときを過ごせます。
お酒のコレクションは、キッチンのバックカウンターに専用のスペースを設けたいところ。ワイングラスや酒器なども飾りながらしまっても良いでしょう。間接照明を入れることで、まるでバーを訪れたようなムードも演出できます。
部屋数にゆとりがあれば、一室をアトリエに
手仕事系の趣味がある人であれば、家の一室をアトリエにするのも手です。デッサンが趣味であれば、イーゼルを設置するスペースを確保しましょう。画材道具をしまう収納やモチーフの陰影を出すためのライトも欲しいところではないでしょうか。絵画を飾るのであれば、絵を飾ることを想定して壁面にピクチャーレールやスポットライトを設置したいところです。
洋裁が趣味の場合は、ミシンや大きな布を裁断するためのテーブル、そしてトルソーなどがあると便利です。型紙や生地を収納するスペースも必要になるでしょう。
まとめ
趣味に特化した家づくりをしなくても、趣味を楽しむことはできます。しかし、家を建てる時点でこれからの暮らしを想像し、趣味に合わせたスペースや設備をととのえれば、より趣味に没頭できるのではないでしょうか。マイホームを検討する際は、空いた時間の過ごし方も考えながら計画してみてはいかがでしょうか。
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